フリマアプリ「メルカリ」での商品配送で利用できる日本郵便のサービス「ゆうパケットポスト」。
厚みのある荷物を比較的安い値段で送ることができるので、メルカリ利用者にはよく利用されるサービスですが、メルカリ以外での配送でも使用できるのかと疑問を持つ方も多いようです。
この記事ではゆうパケットプラスがメルカリ以外の発送でも利用できるのか?また、ヤフオクや個人での利用もできるのか?という点についてご紹介します。
あわせて、ゆうパケットプラスのサービス内容や、使用できない場合に代わりになる発送方法などもご紹介しているので、利用したいと思っている方はチェックしてみてください。
ゆうパケットプラス メルカリ以外での発送はできる?
ゆうパケットプラスは元々メルカリと日本郵便が連携して始めたサービス。
サービス開始当初は、メルカリだけでの利用しかできませんでしたが、2022年11月現在、同じフリマアプリである「ラクマ」での発送にも使用できるようになっています。
それぞれのサービスで配送料が異なり、メルカリだと455円、ラクマだと380円(それぞれ別途箱代要)で送ることができます。
匿名で利用でき、一定のサイズまでゆうパックや宅急便より安い配送料で送ることができるので、サイズを満たす場合にはおすすめの配送方法です。
ゆうパケットプラスはヤフオクには使えない
メルカリやラクマなどで便利に利用できるゆうパケットプラスですが、ヤフオクには利用できません。
また、同じヤフー株式会社が運営しているPayPayフリマでも2022年11月現在利用不可です。
似たようなサイズ・料金で利用できるヤマト運輸のサービス「宅急便コンパクト」はメルカリやラクマ以外にPayPayフリマやヤフオクでも使用できるので、もしヤフオクで利用したい場合は宅急便コンパクトを利用するといいでしょう。
メルカリやラクマを利用しない一般個人での配送も不可
ヤフオク同様にメルカリやラクマを利用しない一般個人が利用することもできません。
ゆうパケットプラスはメルカリやラクマでの配送に便利かつお得に利用できるように作られた配送サービスです。
そのため、2022年11月現在メルカリとラクマだけの利用に限られており、それ以外の利用は認められていません。
一般個人でゆうパケットポストは利用できませんが、似たようなサイズのものを送りたい場合の代替サービスをこの記事の下の方でご紹介しているので参考にしてみてください。
ゆうパケットプラス利用には専用箱が必要
ゆうパケットプラスを利用する際には専用箱が必須。
指定の専用箱以外での利用はできず、利用するためには専用箱を購入する必要があります。
販売価格は65円(税込)。
専用箱は以下の場所で販売されています。
- 郵便局
- ローソン
- メルカリストア
上の写真のように折りたたんだ状態で販売されているので、発送前に箱状に組み立てて利用します。
なお、表面には「ゆうパケットプラス」のロゴが印刷されており、ロゴや文字の印刷が消えているものは使用できません。
ゆうパケットプラス専用箱はメルカリやラクマ以外でも使える?
ゆうパケットプラスの専用箱はメルカリやラクマ以外での発送にも利用することができます。
ヤフオクやPayPayフリマなどでの発送、また個人での発送にも使用することが可能。
ただし、上記に記載したとおり、メルカリ・ラクマ以外では「ゆうパケットプラス」としてのサービスを受けることはできず、あくまで箱を梱包材として利用できるというもの。
配送料金も普通郵便やゆうパックとしての取り扱いになるのでご注意ください。
また、ゆうパケットプラスの専用箱をメルカリやラクマ以外で利用して発送する場合で郵便局に持ち込む際は、間違いを防ぐために紙やテープなどで「ゆうパケットプラスのロゴ」が見えない状態にして持ち込むこととされているので注意してください。
ゆうパケットプラスで送れる物のサイズは?
ゆうパケットプラス専用箱の大きさは、
長さ24cm、幅17cm、厚さ7cm。
この専用箱に入るもののみ、2kgの重さまで発送することが可能となります。
ゆうパケットプラスは厚さ7cmまで利用できるので、従来ゆうパックの利用しかできなかったものも、7cmまでのサイズであれば、ゆうパックより数百円お安く送れるというメリットがあります。
ゆうパックと違って、全国均一料金で送ることができるのもお得ですね。
また、ゆうパックのように商品の追跡もでき、配送中にトラブルがあった場合に事務局による補償も受けられますよ。
ゆうパケットプラスで発送できない場合の代替サービス
ゆうパケットプラスを利用できないときに、厚みがあるものを比較的安価で送れる、個人が利用できるサービスをご紹介します。
レターパックプラス
レターパックプラスは、ゆうパケットプラスのように配送時の補償はありませんが、商品の追跡は可能です。
レターパックプラスの厚さ・重量の規定は以下になります。
- 厚さ:3cm以上でも可能
- 重量:4kg以内
専用封筒が520円(税込)で販売されており、その封筒に入れて封ができれば厚みがあっても送ることができます。
4kg以内という重量制限がありますが、ゆうパケットプラスは2kgまでのものしか送れないので、ゆうパケットプラスでは送れない重いものでも送ることができますよ。
販売場所は以下の場所。
- 郵便局
- ローソン
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ
ゆうパケットプラスと同じく、配達方法は対面でのお届けとなります。
また匿名では送ることができず、届け先や依頼主の氏名・住所・電話番号を記載する必要があります。
定形外郵便
送るもののサイズが大きくても、重量が軽ければ定形外郵便を利用するのもおすすめです。
定形外郵便には3cm未満の「規格内」サイズと、3cmを超える「規格外」サイズがあり、規格外で送る場合の送料は
重量 | 料金 |
50g以内 | 200円 |
100g以内 | 220円 |
150g以内 | 300円 |
250g以内 | 350円 |
500g以内 | 510円 |
1kg以内 | 710円 |
2kg以内 | 1,040円 |
4kg以内 | 1,350円 |
となります。
1kgを超える荷物はゆうパック並みの料金になりますが、500g以内の比較的軽い荷物を送る場合は定形外郵便でもゆうパケットプラス並みの料金で送ることができます。
ただし、ゆうパケットプラスにある追跡サービスや配送時の補償はありません。
さいごに
この記事ではゆうパケットプラスをメルカリ以外の発送やヤフオク、個人での発送にも利用できるのかということについて、また、ゆうパケットプラスのサービス内容や利用できない場合の代替の発送方法などについてご紹介しました。
ゆうパケットプラスは厚みや重さのあるものを、お得な配送料金で利用できる便利なサービスですが、今のところ利用できるのはメルカリとラクマを利用した配送のみに限られています。
もし利用することが出来ない場合は、重さに応じてレターパックプラスや定形外郵便を利用するなど類似の発送方法を活用してみてください。
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