洗面所でヘアカラー剤を使用する場合、気付かずに鏡につけてしまい、後で拭いても取れない!なんてこともありますよね。
カラー剤はすぐにふき取れば落ちますが、気付かないで時間が経つと水や石けんでは落ちないシミになります。
この記事では、そんな鏡についたカラー剤をきれいに落とす方法をご紹介します。
カラー剤のシミが落ちないという方は参考にしてみてください。
鏡についたヘアカラーのシミが取れない理由
元々毛染めは酸化染料が使われている為、落ちにくい汚れです。
くもり止め加工のされた鏡の表面には薄い樹脂製の膜があり、その樹脂の膜にヘアカラーがくっつくことで、よりはがれにくくなるというわけです。
時間が経つことでさらにはがれにくくなり、それを無理に落とそうとすると鏡のコーティング(膜)を傷つけてしまうので注意が必要です。
鏡についたヘアカラー剤・毛染めの落とし方
今回落とすのは、鏡についたこのシミ。
夫が付けたシミですが、本人は気付かず、私もそんな報告は受けてなかったので「なんで落ちないのかなぁ」と気になりながらも、1週間ほど放置していました。
この鏡はくもり止めコート付きのもの。
鏡についている説明書きを読むと「表面が変色するので毛染液等の有色の液体をつけないでください」とあります。
また、「ついた場合はすぐに対策を取ることで薄めることが出来ます」とも。
1週間放置したので、普通の洗剤ではびくともしません。
メーカー推奨の通り、中性洗剤でしばらく置いてみましたが時間が経ったシミのためか全く落ちませんでした。
そこで台所用漂白剤のキッチン泡ハイターとキッチンペーパーを使ってチャレンジ。
キッチン泡ハイターを鏡のシミの部分にスプレーして、シミよりやや大きめにカットしたキッチンペーパーを貼り付けます。
そして30分放置。
30分後に確認すると、シミの部分は薄くはなりましたがまだ薄っすらと跡が残っています。
全く効果がないわけではなさそうなので、あと30分同じようにキッチンハイターをしみこませたキッチンペーパーを貼り付けて様子をみました。
さらに効果を高めるために上からラップを貼り付けました。
そして30分後にもう一度確認すると…
見事にキレイに落ちました!
完璧に落ちなくても仕方ないと半分諦めていたので、この結果は嬉しいです。
漂白剤が残っていると鏡を傷める可能性がありますので、漂白剤を塗布した部分は最後にしっかりと水で洗い流してください。
鏡のシミ取りをする際の注意点
くもり止めなど表面加工のある鏡は傷つきやすいため、メラミンスポンジやクレンザーなど鏡面を研磨するものは利用しないほうがよいでしょう。
表面が傷つき鏡として利用できなくなる恐れがあります。
また漂白剤を使用する場合は短時間の使用にとどめてください。
長く使用するとコーティングがはがれて、白く跡が残ることがあります。
付着後時間が経ってなければ中性洗剤で
今回はしばらく放置したシミだったため、漂白剤を利用しましたが、もし付着後時間があまり経っていないようでしたら、メーカー推奨のように中性洗剤を利用したほうが鏡を傷めにくいです。
中性洗剤を使うやり方は、
- 無色透明な食器用洗剤(中性)をキッチンペーパーやコットンに含ませ、シミのついたところに貼る
- その上からラップで覆って1時間程放置し、汚れが落ちているようなら洗い流す。
- もし落ちていなければ、もうしばらく放置して様子を見る。
中性洗剤でも落ちない頑固なシミには、今回のように漂白剤を塗布しラップで覆ってみる方法をお勧めします。
我が家の鏡では問題なく使用できましたが、鏡の加工状況によっては傷をつける可能性がありますので、余裕があれば一旦製造メーカーに確認されることをおすすめします。
まとめ
今回は、洗面台の鏡についたヘアカラーの頑固なシミを取る方法についてご紹介させていただきました。
鏡にヘアカラーがついてしまったときは、できるだけ早く落とすことで跡を残しにくくすることが出来ます。
一番いいのはヘアカラー後すぐに見渡して鏡についていないか確認し、ついていたらシミになる前にすぐに水で洗い流すことです。
それでも気が付かず、シミになってしまったら、まずは穏やかな効き目の中性洗剤で落とせないか試して頂き、取れなければ今回ご紹介した漂白剤でチャレンジしてみてください。
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