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服についた絵の具はお米で落ちる 取れにくいシミをキレイに落とそう

絵の具の入ったパレットの写真 Tシャツについた絵の具のイメージ生活の知恵
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うっかり服につけてしまった絵の具、なかなか落ちなくて困ったことはありませんか?

つい先日わが家の子供が学校で絵の具を付けてきました。
それも買って間もない、白いTシャツ~(T_T)
図工で絵の具を使うことを確認せず、白いTシャツを着せた私も悪いので仕方ない。

水彩絵の具は、なかなか絵の具が落ちないので、落とすのを諦める方や、専用の洗剤を準備しないと落ちないのでは?と思う方も多いかと思いますが、白米で落とすことが出来るんです。

使うのは生米ではなく、炊いたお米をつぶして使いますよ。

お米の中にふくまれているデンプンが服についた絵の具の粒子にくっついて、絵の具を吸着してくれるという仕組みです。

今回は白いTシャツの絵の具を、お米を使って落としてみました。

実際の汚れ落ちの様子を記載してますので、よければ参考にしてみてくださいね。

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絵の具が落ちにくい理由

水彩絵の具は水に簡単に溶けるので、一見服についても落ちやすそうですが、顔料とアラビアガム水溶液を混ぜた合わせたもので出来ています。

絵の具は対象物に定着する性質があるため、乾くと繊維の奥まで染み込み取れにくくなっていくのです。

絵の具の汚れは、とにかく汚れたらすぐに落とすのが基本!

時間が経てば経つほど取れにくくなるため、気が付いた時点で早めに落とすことが大切です。

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実際に落としてみました

白いTシャツに6箇所程、オレンジ色の絵の具のシミがついています。

先に水でもみ洗いしたため、濡れた状態ですが…Tシャツのあちらこちらに飛び散ったこのシミです。

絵の具が付いているTシャツの写真

一応帰宅後すぐに水洗いしてみましたが、少しも色が薄くなりません。

子供に話を聞くと、1時間目の図工で付けたシミとのこと。
9時間近く経ってるので、もはや水洗いでは無理みたいです。

そこで…お米の登場です。

今回は急いでいたこともあり、炊いたお米を、そのままもみ込んで作業しています。

このTシャツは比較的厚めのしっかりした綿生地ですが、生地によっては、あまり擦りすぎると生地を傷めることもあります

そのため、時間がある場合は、炊いたお米に少し水を加えて加熱しおかゆ状にするなど、少しゆるくしたお米を使用したほうが使いやすいかもしれません

絵の具のシミの上にお米を置いた写真

今回はこのように炊いたお米を、Tシャツのシミの上に直接置いて揉み込んでみました。


つぶしながら、しっかりと揉み込んでいくと徐々になじんでいきます。
お米の粒が無くなる程度まで、しっかりともみ込んでくださいね。

絵の具のシミにお米をもみ込んでいる写真

揉み込んでいくうちに、だんだん絵の具の色が薄くなってきます
絵の具の色が気にならない程度まで、揉み込み続けてください。

最後にもみ込んだお米を、水でしっかり洗い流しましょう。
お米が残っていると乾燥したときに生地がパリパリになっちゃいますよ。

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この汚れ漂白剤でも落ちるのか?!

服についた絵の具を、「衣料用漂白剤のワイドハイターEXパワーと重曹でも落とせる」という記事を前にみたことがあったのを思い出して、今回ついでに試してみました。

お米も手軽ですが、揉み込む手間はあるので、「洗剤をかけて置いとくだけ!」とか、もっと楽に落ちるものも見つけたいな~という想いもありまして…。

ワイドハイターEXパワーと重曹の写真

準備したものは衣料用漂白剤のワイドハイターEXパワーと重曹です。

使い捨ての容器などに、適量のハイターEXパワーと重曹を1:1の比率で混ぜ、ペースト状にします。

ワイドハイターEXパワーと重曹をシミに塗布した写真

絵の具やペーストが他の部分に移らないように下にタオルを敷き、ペーストを絵の具のシミの部分に塗布して、歯ブラシで生地を傷めないように注意しながら、叩くようにしてなじませます。

叩いていくうちに汚れが落ちるということだったと思うのですが、思ったように落ちないので…

ある程度叩いたら、その後の工程に進みました。

繊維の奥の汚れを浮かせて分解するために熱めのお湯をかけてみました。

ワイドハイターEXパワーと重曹をシミに塗布したが、シミが落としきれなかった写真

多少は落ちましたが、時間が経っていたのが悪いのか、叩き方が足りなかったのか思ったほど落ちなかったので、結局あとにお米でもみ洗いしました。残念!

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お米を使って落としてみた結果は…

お米を使って絵の具を落とした後の比較写真 シミが綺麗に落ちた

お米を使って絵の具を落とした後の比較写真 シミが綺麗に落ちた

絵の具を落とす前の写真が、電球色の電球を使用した洗面所で撮影したものなので、Tシャツ自体の色が異なり、見にくくて申し訳ありませんが、シミだけを見るとお米だけで見事に綺麗に落ちています。

授業中に絵の具を付けてから帰宅するまで半日程度経っていたこともあり、目を凝らしてみると薄っすら絵の具の跡が見えますが、遠目には全く分からない程度にキレイになりました。

これぐらいキレイになれば充分満足できるレベルです。

最後に

今回はどの家庭でも準備しやすいお米を利用して、落ちにくい絵の具を落としてみました。

落ちるまでもみ込む手間はありますが、お米なら今すぐに落としたい!というときに準備しやすいところがいいですよね。

もし、でんぷんのりが手元にある方は、同じ性質のでんぷんのりを使って頂くともっと手軽に出来るかと思います。

お米やでんぷんのりは化学製品ではないので、服の色落ちや生地傷めるリスクも少なくて、嬉しいですよね。

今回はシミの発生から9時間程度経った状態で落としています。
多少時間が経っていても大丈夫でしたが、あまりにも多くの時間が経った場合には落ちない可能性もあります。
絵の具のシミを見つけたときには、出来るだけ早めの対処を心掛けましょう。

このお米を使う方法は、自宅にあるもので手軽に出来る落とし方なので、専用の洗剤などがなく服の絵の具が落ちなくて困っている方はぜひ1度試してみてください。

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