※当サイトは記事内に広告を含みます

日本の皇族のティアラの意味や値段は?結婚後はどうなる?

日本の皇族のティアラの意味や値段は?結婚後はどうなる? 話題・トレンド

もうすぐ天皇皇后両陛下の長女・愛子様が20歳を迎えられることを受け、一般的に女性皇族が成年する際につくられるティアラについての話題が持ち上がっています。

この記事では皇族がティアラを作成する意味や値段、そして女性皇族が結婚して皇室を離れる際にこのティアラがどうなるのか?ということについてご紹介します。

スポンサーリンク

日本の皇族がティアラを作成する意味は?

日本の皇族のティアラを作成する意味は?

明治初期に政府によって西洋化が推し進められ、皇族が洋装で公の場に出る機会が増え、その際に身に着けるジュエリーは主にヨーロッパから取り寄せられていました。

そんな中、明治18年に最初に日本に渡ってきたのが昭憲皇太后(明治天皇皇后)のティアラで、ドイツのレオンハード&フィーゲルによって製作されたティアラ。

この最初のティアラは現代まで“第一ティアラ”として、皇位継承とともに皇后陛下に代々受け継がれています。

同じように皇太子妃のティアラも昭和天皇とのご婚儀に際し、大正12年にのちの香淳皇后(昭和天皇皇后)お召しのものとしてミキモトが謹製し、現代も由緒あるティアラとして代々皇太子妃に引き継がれています。

また、皇族は20歳の誕生日を迎えると成人皇族となりますが、皇族の女性が成人皇族となった場合、公務として皇室行事に参加することになります。

宮中行事である新年祝賀の儀や、国賓を招いた晩さん会などに出席する場合にティアラを付けてドレスを着用する機会もあるため、成人なると新たなティアラを製作したり、過去のティアラをその時代に合わせたデザインにリメイク加工を施したりして使用します。

このように、明治以降女性成人皇族の正装にはティアラが取り入れられ、新たに皇族と結婚して皇族の一員となったときや、成人して成人皇族となった場合にティアラを渡すのが伝統となりました。

ティアラは皇族の自費で製作するものと、国費で製作されたものがあり、2001年に成人になった三笠宮寛仁親王の長女・彬子様以降7人の女性皇族のティアラが国費である宮廷費で作られてきました。

スポンサーリンク

日本の皇族のティアラの値段は?

明治初期に製作された第一ティアラの価格は当時数万円だったとのこと。

現代とは貨幣価値が全く異なるので現在の貨幣価値でいくらとは言い切れませんが、明治時代の1円は現代の2万円ぐらいの価値があると言われることもあるので、当時相当な価格での購入だったと思われます。

最近制作された女性皇族のティアラで値段が公表されているものだと、秋篠宮家の長女・小室眞子さんのティアラは「和光」のもの、次女・佳子様のティアラは「ミキモト」のもので、それぞれ2800万円程度となっています。

また、高円宮家の次女・千家典子さんは「ミキモト」のもの、三女・守谷絢子さんも「ミキモト」のもので、いずれも1,500万円程度です。

実際のティアラを見るとかなり多くのダイヤモンドを使用して製作されているので、おそらく公表されている価格は、石の値段が含まれていない制作価格のようですね。

スポンサーリンク

日本の皇族のティアラ結婚後はどうなる?

日本の皇族のティアラ結婚後はどうなる?

皇族の自費で製作されたティアラは私物扱いとなりますが、国費で製作されたティアラは国有財産であり、宮内庁によって管理されることになります。

秋篠宮家の長女・眞子さんや次女・佳子様のティアラ、そして高円宮家の次女・典子さんと三女の絢子さんのティアラはいずれも国費で作られたものであるため、ご結婚に際して皇室を離れる際には、嫁ぎ先に持っていくことはできず、国に返却することとされています。

その一方、天皇陛下の妹にあたる黒田清子さんは、宮廷費を使わずに自費(内廷費)でティアラを製作されているため、降嫁された現在も清子さんの私物となります。

天皇皇后両陛下の長女・愛子様は2021年12月1日に20歳のお誕生日を迎えられますが、成年になるにあたってティアラを新調せず、叔母である黒田清子さんから今後ティアラを借りて成年行事に参加されると言われています。

スポンサーリンク

まとめ

この記事では女性皇族がティアラを作成する意味や値段、そして結婚して皇室を離れる際にこのティアラがどうなるのかということについてご紹介しました。

まとめると

  • 成年皇族は、皇室行事に参加する際の正装としてティアラを着用する機会があるため、新たに皇族と結婚して皇族の一員となったときや、成人して成人皇族となった場合にティアラを作成したり、譲り受ける。
  • 作成の費用は様々だが、近年だと1,500万~3,000万円ぐらいで作成されることが多く、国費で作られることもあれば、皇族の生活費にあたる(内廷費や皇族費)で作成されることもある。
  • 結婚などで皇室を離れる際、国費で作成したティアラは国に返還しなければならない。

ということになります。

晴れて成年皇族となられる愛子様が、成年の式典で着用されるティアラの作製をコロナ禍を考慮され御辞退されることは残念で頭が下がる思いですが、今後愛子様のティアラを身に着けたお姿が拝見できるのは楽しみですね。


error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました