2021年4月、化粧品大手の資生堂が「ドルチェ&ガッバーナ」とのライセンス契約を解消し、これまで展開していた香水や化粧品について、フランスを除いて2021年末に生産・販売を終了するというニュースが発表されました。
このニュースを受けて、「ドルチェ&ガッバーナもう買えないの?」と不安の声も。
そこで、この記事では今後ドルチェ&ガッバーナのフレグランスやメイクアップ商品の取り扱いがどうなるのかという内容を中心に、このニュースについて見ていきたいと思います。
2022年2月新会社「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ」設立のニュースを受け一部内容を変更・追記しました。
資生堂「ドルチェ&ガッバーナ」とライセンス契約終了のニュース概要
ニュースサイトで発表されたのは以下の内容です。
資生堂は、ヨーロッパ・中東・アフリカ地域本社でフレグランス事業を担うボーテプレステージインターナショナル(以下、BPI社)を通じ、「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE&GABBANA BEAUTY)」とのフランスを除く市場で、ライセンス契約を12月末で終了することを発表した。
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資生堂は2016年10月に、イタリアのドルチェ&ガッバーナ社と生産および販売に関する独占グローバルライセンス契約を締結。
日本では2016年からフレグランス、2019年からはメイクアップコレクションを展開しています。
また、昨年には資生堂がドルチェ&ガッバーナの出店を増やしているというニュースが出たばかりでした。
国内で着実に店舗数を増やしていた一方、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う市場変化を踏まえ、中長期経営戦略「WIN 2023 and Beyond」の選択と集中による事業ポートフォリオの再構築を進める中で、今回のライセンス契約解消に至った。
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ドルチェ&ガッバーナというと最近の瑛人さんのヒットソング「香水」からフレグランス商品を思い出すという方が多いかと思いますが、メイクアップ商品もたくさん発売されています。
メイクアップ商品は2019年からの販売ということですが、国内店舗数が増加していることや、最近SNSや雑誌などのメディアでもよく見かけるようになってきていたので、少しずつファンも増えてきていたと思います。
しかし、新型コロナウイルスが感染拡大し、ステイホームやテレワーク、マスク生活が続く中、フレグランスやメイクアップ商品への需要や売上げがコロナ以前に比べて減ったことで、今回の契約解消に至ったということでしょうか。
華やかなパッケージでファンも多かった反面、派手で個性的なデザインだったので、万人受けするものではなかったということもあるのかもしれませんね。
愛用者はこの突然のニュースに衝撃を受けた人も多かったのではないでしょうか?
ドルチェ&ガッバーナの契約終了でSNSの声は?
このニュースが流れるとツイッターではたくさんの反響が!
マジか…
— いちごひめ (@pinky_55_51) April 28, 2021
となると…
ドルガバの香水や化粧品は、手に入りにくくなってしまうのかな?
ブルガリ撤退も辛いけど、まさかのドルガバも…😭
資生堂が「ドルチェ&ガッバーナ」ライセンス契約一部解消を発表(https://t.co/o2Rg9gHIRj)#Yahooニュースhttps://t.co/ZE59t2ALoc
今までのようには手に入りにくくなりそうですよね。
「香水やメーキャップなどの商品について、フランスを除いて年内で生産・販売を終了」
— しーちゃん@個人輸入専門✈️ボーダーレス通販!海外に行けないなら、海外通販すればいいじゃない? (@shiichan_sale) April 28, 2021
あのゴッテゴテな大阪のおばちゃんが好きそうな、派手なパッケージ見れないの寂しい。
資生堂、ドルチェ&ガッバーナ販売終了へ 減損損失350億円:時事ドットコム https://t.co/NAxQZCn6QT
大阪のおばちゃんが好きそうな…という表現わかりやすいかも(笑)
ヒョウ柄デザインのパッケージも多いですし。
資生堂が「ドルチェ&ガッバーナ」ライセンス契約一部解消を発表https://t.co/qs191xM76D
— ⚜アカリお嬢様⚜ (@lolombrederoche) April 28, 2021
つい最近きたばっかだと思ってましたわ!?つい最近じゃないの!でもなんかよくわかんないわ、寝起きには難しい日本語。
とくにメイクアップ商品は2019年からの発売なので、本当につい最近販売開始されたというイメージですよね。
ドルチェ&ガッバーナの香水のせいにできなくなる
— 浅羽ネム (@asanem800) April 28, 2021
ドルチェ&ガッバーナといえば瑛人さんの歌「香水」を思い出す方が多いようで、このニュースに関するツイートにもたくさん瑛人さんの名前がありました。
ドルチェ&ガッバーナはもう買えない?
フランスにおける事業活動は同国の労働法に基づき、従業員代表との協議を経た上で決定する。BPI社は2022年1月1日から最低12カ月間、ドルチェ&ガッバーナ社商品のグローバルでの生産および販売を継続する予定。
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とニュース記事にあるので、2022年1月1日から最低1年間はグローバルでの生産はされるようですね。
しかし、あくまで予定であることや、最低1年は継続という発表だけでどれぐらい継続して生産・販売されるかどうかは現在未定です。
ドルチェ&ガッバーナは元々ファッションブランドですが、1990年代に初めてフレグランスを発表。
メイクアップ商品自体の発売もイタリアでは2009年からスタートしており、どちらも歴史があります。
そのため、フレグランス商品はもちろん、メイクアップ商品も生産・販売については継続されると思われますが、商品の売れ行き次第では将来的に撤退ということもないとはいえないのかもしれません。
ドルチェ&ガッバーナは国内ではいつまで購入できる?
《 2022年2月追記 》
当初2021年末で国内での販売が終了と思われていましたが、2022年3月現在国内では以前と変わらず販売されており、新商品のリリースなども行われています。
このことについて資生堂に確認したところ“2021年末にライセンス契約は終了したが販売は、継続して今後も行っていく”という回答でした。
またいつまで販売されるのか?という点についても確認したところ“現在いつまで販売ということは特に決まっていない”ということ。
2022年2月にドルチェ&ガッバーナが新たに香水およびメイクアップ製品の製造、販売、流通の直営管理を行う新会社『ドルチェ&ガッバーナ ビューティ』を立ち上げたというニュースが発表されました。
これは、2021年12月まで資生堂がライセンス契約をして製造販売を行ってきましたが、ライセンス終了に伴い、ドルチェ&ガッバーナ本社がビューティ専門の子会社を設立したというもの。
そのためブランドは今後も継続的され、契約の形態はかわったものの、資生堂で引き続きドルチェ&ガッバーナのコスメラインを取り扱っていくものと思われます。
今後の販売が永遠に続くとは限りませんが、早々に販売中止ということもなさそうでとりあえずファンには嬉しいニュースですね!
現在、ドルチェ&ガッバーナの商品はオンラインショップでの販売の他、伊勢丹新宿本店、三越銀座店、大阪高島屋店など複数の店舗で引き続き販売されています。
さいごに
この記事では、資生堂が「ドルチェ&ガッバーナ」とのライセンス契約を解消し、これまで展開していた香水や化粧品について、年内で生産・販売を終了するというニュースについてご紹介しました。
ライセンス契約は終了しましたが、新会社ドルチェ&ガッバーナビューティが立ち上がったことで、コスメラインが継続されるのは嬉しいですね。