小学生が投稿時にかぶることが多い黄色い通学帽ですが、洗濯に困ることはないですか?
1年生のみかぶるという地域もあるようですが、うちの子の学校は6年生までの着用、また登校班が識別できるワッペンやら、交通安全のバッジやらを付けるために安全ピンを3つも使用しています。
全体を洗濯しようとピンを外してみると、安全ピンがサビたり、缶バッジの裏がサビたりで、表面やピンの部分がかなり黒ずんでいることに気が付きました。
前回丸洗いしたのは2ヵ月ほど前でしたが、その時にはうっすらピンの跡が黒ずんでいた程度だったので、びっくり。
思い返せばうちの子は小雨程度なら傘をささない、夏場で汗をたくさんかいた、濡らしたタオルで汗を拭きとっていた、消臭スプレーをかけたなど、思い当たる原因が複数あり、放置していたことを反省しました。
我が家のようなケースは少ないでしょうが、もし似たような状況で困っている方のためにピカピカになる黄帽の洗い方をご紹介します。
小学生の通学帽子(黄帽)の洗濯・洗い方
手洗いで洗います。
洗濯機で洗うという方もいらっしゃるかもしれませんが、つばの部分の型崩れが気になるので、手洗いを選択。
洗う前の汚れの状態
普段は隠れていて気付きませんでしたが、ワッペンやバッジを外すと、安全ピンのさしてあった部分はサビで真っ黒に。
大きめの丸い缶バッジの裏もサビていたのでサビが丸く帽子に移ってしまいました…。
つばも汚れています。
反対側も安全ピンを刺していた穴が真っ黒に。
洗う前の準備
黄色い通学帽子の素材と洗濯方法を確認。
素材はポリエステル100%と記載がありますが、洗濯表示のタグはありません。
ポリエステルであれば自宅で問題なく洗えるため、今回も洗剤でごしごし洗います。
使用したのは帽子を洗うための中性洗剤と、サビを落とすための重曹です。
ポリエステルは強い素材なので、洗浄力の高いアルカリ性の洗剤でも問題なく使用できると思いますが、現在我が家にあった洗剤が中性洗剤だったこともあり、今回は中性洗剤を使用しました。
アルカリ性のものに比べると、中性洗剤のほうが刺激や変色が少なく、素材や手肌を傷めにくいです。
結論から言えば、中性洗剤でもきれいに落ちたので、この程度の汚れであれば中性洗剤で充分ですよ!
帽子をバケツに入れて、水に浸け置き。
我が家はバケツに付け置きしましたが、水でしっかり濡らせばバケツは使わなくても大丈夫です。
汚れがひどい場合は、洗剤を溶かした水またはぬるめのお湯にしばらく浸けておくと、汚れ落ちがよくなります。
通学帽子(黄帽)の洗い方の手順
水に濡らした状態の汚れはこのような感じです。
今回はかなりサビが目立つので、落とす前は「多少薄くなれば…」という思いでスタート。
帽子全体を洗う前に、まず部分汚れ(サビ)を落とします。
シミやサビ落としには重曹が役立ちます。
シミやサビ落としにはクエン酸も使用できて、より効果がマイルドで生地の傷みも少ないのはクエン酸。
先にクエン酸を使ってみましたが落ちなかったので、最終的に重曹で落としましたが、サビやシミの程度がひどくなければクエン酸でも落ちますよ(後程クエン酸の汚れ落ち具合もご紹介しています)。
重曹をペースト状にします。
大さじ1杯程度の重曹を容器に入れ、ペースト状になるまで混ぜながら少量ずつ水を足していきます。
今回はより洗浄力を高めるために、小さじ1杯ほどの中性洗剤を足しています。
出来上がった重曹ペーストを帽子に塗布。
サビのシミの部分を覆うようにまんべんなく塗って、30分程放置。
30分経ったら、靴用洗いようのブラシでこすりました。
サビ汚れが落ちたのを確認したら
帽子全体を中性洗剤を付けたブラシでこすりました。
洗いあがりの状態
洗う前の帽子右側面の状態がこれでしたが
↓ ↓
遠目からはわからないほど、キレイになりました!
近くでみても、安全ピンの跡が戻らない程度で、黒ずみはきれいに。
こちらは洗う前の左側面の状態
↓ ↓
こちらもピンの跡はすっかり消えています。
洗う前は少しは黒ずみが残ることも覚悟していましたが、本当にきれいになりました。
子供の小学校のように、黄帽子に安全ピンを複数使っている学校は少ないかもしれませんが、もしサビ汚れがついてしまった方がいらっしゃったら、このように落としていただけたらと思います。
また重曹を使用する方法は、他のシミにも使える場合があります。
頑固な汚れに試していただければと思います。
また、この帽子では色落ちなどは全くありませんでしたが、素材によっては色落ちや変色の可能性もあるので、気になる場合は、目立たないところで色落ちや変色がないかチェックをしてから使用してください。
軽い部分汚れはクエン酸でも落とせます
サビ汚れやシミの程度が軽ければ、重曹より素材を傷めにくいクエン酸でも落とすことができます。
今回のサビ汚れはクエン酸では完全に落ちませんでしたが、汚れの程度や自宅にクエン酸しかない場合は試していただければと思います。
準備するのは「クエン酸」。
重曹ペーストと同じように、適量のクエン酸を容器にいれ、ペースト状になるように少量ずつ水を足していきます。
ペースト状になったら、シミの部分に塗りつけて30分程放置。
30分後に軽くもみ洗いしました。
結果、洗濯前の汚れの程度がこれぐらいの状態から、
【使用前】
クエン酸で下の状態まで落ちました。
【使用後】
完全には落ちなかったため、最終的に重曹で落としましたが、最初のサビ汚れの状態から半分ぐらいのシミの程度まで落ちているのが分かりますでしょうか。
もしクエン酸しかないという方は、とりあえずクエン酸で試してみてもいいかと思います。
まとめ
この記事では、安全ピンのサビ汚れが付いたポリエステルの通学帽子の汚れの落とし方をご紹介しました。
サビ汚れがない通常の汚れであれば、中性洗剤もしくはアルカリ洗剤を付けてブラシでこすればキレイに落とせます。
もしサビ汚れがついてしまった場合、汚れの程度が軽ければクエン酸、ひどい汚れには重曹を使用することで綺麗に落とすことができますよ。
困っている方はぜひ試してみてください!
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