美味しいのに、すぐに使えて便利と人気の「かける本バター」。
今までにないタイプの商品がゆえに、健康への悪影響が心配されるトランス脂肪酸を多く含むのでは?と心配の声もあるようです。
この記事ではかける本バターにトランス脂肪酸が含まれるのか、他に成分や安全性についてご紹介しています。
安全性が気になる方はチェックしてみてください。
かける本バターの成分・原材料
かける本バターの成分は以下の通り。
- 乳脂肪分:67.5%
- 植物性脂肪分:32.0%
オランダ産バターオイルを67.5%に、なたね油などの植物油脂32%をブレンドした商品です。
原材料は
- 分別バターオイル
- 植物油脂
- 酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE)
となっています。
かける本バターにトランス脂肪酸は含まれる?
トランス脂肪酸というとマーガリンを思いうかべる方も多いかと思いますが、バターやサラダ油、カレールー、ケーキ、クッキーなど他の油脂製品にもトランス脂肪酸は含まれています。
このことから、かける本バターにもトランス脂肪酸が含まれていると考えられます。
しかし、
以上のことから、かける本バターにトランス脂肪酸が含まれている可能性はあるものの、その量は非常に少ないと考えられます。
2~3日で1本使い切る…なんて極端な使い方でなければ気にしなくて良さそう
トランス脂肪酸は危険?
過剰摂取により、心筋梗塞など心臓疾患のリスクが高まると言われているトランス脂肪酸。
トランス脂肪酸が危険だとなんとなく思っているけれど、そもそもトランス脂肪酸についてあまりよく分からないという方も多いかと思います。
トランス脂肪酸は、マーガリンやバター以外にも
- 牛肉
- ヨーグルト・バターなどの乳製品
- マヨネーズ
- カレールウ
などの様々な食品に含まれています。
世界保健機関(WHO)では、トランス脂肪酸の1日の摂取量を1日の総エネルギー摂取量の1%未満にするよう推奨。
これは、日本人の平均エネルギー摂取量「約1,900kcal」で考えた場合、1日あたり2g未満となります。
このトランス脂肪酸2gというのは、トランス脂肪酸が多く含まれるといわれるショートニングやマーガリンだと約200gに含まれる量に相当します。
現実的には1日2gものトランス脂肪酸を摂取するほうが難しそう
食品安全委員会が2012年に行った食品健康影響評価によると、日本人の平均的な食生活におけるトランス脂肪酸の摂取量は、総エネルギー摂取量の0.3%程度(米国は2.2%)。
WHOの目標値(1%未満)より大幅に低い数値で、平均的な食事をしている限り健康への影響は少ないと言えます。
ただし、ファストフードなど脂質に偏った食事をしている人では、基準となる1%を超えることもあるので、脂質を過剰摂取しないように意識することも必要です。
かける本バターの安全性は?
かける本バターは、オランダ産バターオイルを67.5%、植物油脂32%を配合した、バター風味オイル。
化学薬品などで液状にしているのでは?と心配する方もいるようですが、融点の低いバターオイルを配合することで、液状化を実現した商品です。
香料未使用
かける本バターを試したくて、じゃがいもを焼いた
— 水無月 (@Bimbo_Bossy) April 16, 2023
たしかにバターの味だった
バターフレーバーオイルはその名のとおり「バターの香料!」って感じで、かすかな風味付け以上の使い方しかできていなかったから、これは良き pic.twitter.com/37UVTofMKy
一般的にバター風味のオイルは、バターの匂いがする香料を使っているのに対し、かける本バターは香料は一切使っておらず、バター本来の甘みとコクが凝縮がされた商品になっています。
かける本バターは、バターの風味を感じる鍵となる香気成分「ラクトン」をバターの約3倍も含んでいることで、しっかりとバターを感じることができます。
酸化を防ぐボトル
かける本バターは、酸化を防ぐために遮光性の高い二重構造の特殊なボトルを使用。
空気との接触を抑えることで常温でも酸化しにくく、長期間鮮度を保持することができます。
かける本バターは美味しさだけでなく、安全性に配慮された商品です
まとめ
この記事では、かける本バターにトランス脂肪酸が含まれるのか、また、成分や安全性をご紹介しました。
かける本バターには、トランス脂肪酸が含まれていますが高含有ではなく、日常使いであれば気にならない程度の含有量です。
固形のバターのような風味を持ちながら、常温保存ができて、すぐに使える便利なバターなので、気になっている方は1度試してみてください。
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