バター冷蔵庫で保管すると、トーストなどに使用する際に、冷えて固くなっているため塗りにくいと感じる方も多いかと思います。
この記事では、そんな冷えると固くて塗りにくいバターを常温保存できる容器「バターベル」をご紹介!
この容器で保管することで、バターが塗りにくいというストレスから一気に開放されますよ。
バターを常温保存できるバターベルって?
バターを常温保存するために必要な商品がこの「Butter Bell(バターベル)」です。

このバターベルは、カリフォルニア州ロサンゼルスのL.Tremain社のバターケース。
まだ冷蔵庫が普及していない時代の、フランスのバターの保存技術を、洗練されたデザインで再現した商品です。
冷蔵庫のバターを常温保存できるので、いつでもクリームのように柔らかい状態で保存でき、トーストやパンケーキなどにもスムーズに塗ることができます。

バターベルは、一見するとフタがついた保存容器のようなデザイン。
フタの裏に、ベル型の形状の容器がついていて、この部分にバターを詰めます。
ベル状の見た目から、「バターベル」という名称に。
バターの空気接触面を水で遮ることで酸素に触れることがないので劣化せず、バターの風味と鮮度が保たれるという仕組みです。

高品質で耐久性の高いセラミックスで出来ており、丈夫で傷もつきにくく、食洗機にも対応。
デザインも上の写真のカフェコレクション以外に、下の写真のアンティークコレクションがあります。

色は写真のレッド、ホワイト以外に、ブルー、イエロー、ブラック、グレーなど、10種類以上の色のラインナップがあり、デザインもおしゃれ。
バターベルの使い方
使い方はとてもシンプルです。
①100cc(器の1/3程度)の冷水をバターベルに注ぎます。
②常温で柔らかくした、約110gのバターをフタに詰めて、バターナイフやクッキングシート、ラップ等で、上からバターの中の空気を抜くように指でしっかり押さえます。
③あとはフタを容器に戻すだけ。器の水は2日に1度新鮮な冷水と交換してください。
実際に使用してみました!
バターベルのフタを外して…

フタの裏のベル型の空洞部分にバターを詰めていきます。

しっかり詰めたらこんな感じ。
これは7月の写真ですが、バターを数時間室温に置いておくとスプーンで簡単にすくえるほど柔らかくなり、あっという間に詰めることができました。
少し固さが残る場合も、スプーンの背などでしっかりと詰めていけば、空洞はできずに簡単に詰めれると思います。

水は100ccでちょうどいい感じです。
入れすぎるとベルを水に浸けたときに、容器から水が溢れるので入れすぎには注意!

あとはフタをして室内で保存するだけ。
使用する都度、すくって穴が開いた部分の表面をならしていくだけで、使い切るまで追加で補充することなく最後まで使用できます。
途中水を変えるだけなので手間もかかりませんし、バターが必要な分だけスルッとすくい取れて、またパンなどに塗る際もスーッと伸びるので、本当に快適!
すべて使い切った後は、容器を洗浄して、完全に乾かしてからまた次のバターを詰めて使いましょう。
使い切った容器を洗浄する際も、セラミックで出来ているので、熱湯でさっとかけてバターを溶かして洗えるので楽ですよ。
バターが水で濡れて使えないのでは?と心配される方もおられるようですが、バターの油分がしっかり水をはじくので、問題なく使用することができます。
▼ バターベルを水を入れた容器から取り出した写真

水滴が少し付くことはありますが、バターがしっかり水をはじいています!
▼ メーカーが作成している使い方の動画がありました!(1分程度で見れます。)
バターベルの夏の使用や衛生面、カビは?
バターベルを使用する際、暑い夏でも常温で使用できるのか?と気になる方もいらっしゃるかと思いますが、夏場でも暑すぎない場所であれば問題なく使用できます。
バターベルにバターを入れた状態で、一般家庭で常温で使用する際の理想的な温度は22℃前後と紹介されていますが、7月半ばの30度前後の室内でも全然溶けることなく使用できています。
30度以上の環境下ではまだ使用していませんが、30度ぐらいではまだ全然溶けそうな感じはありません。

ただし、あまり室温が高くなりすぎると、ケースが熱くなり水温があがることで、バターが溶けて水の中に落ちてしまうという可能性も絶対ないとは言い切れません。
クーラーがついている室内であれば夏場でも問題なく使用できると想像できますが、直射日光の当たる場所や、かなり高温になる環境での使用は避けたほうがよさそうです。
基本的にバターは腐りにくい食材ですが、水に長期間浸かっていない部分があれば、夏場カビが生えてしまったという事例もあるようなので、きちんと水に浸かるように水量を調節してください。
バターベルを使用したいけど、夏場の常温保管がどうしても気になるという場合は、夏場のとくに暑い時期だけ、冷蔵庫保管するのをおすすめします。
夏場の使用アイデアとしては、
・常温に置いたまま、氷などで冷やした冷水を使用しこまめに替える
・水を捨てて冷蔵庫にケースのまま保管し、使用する前に水道水を入れてしばらく置いておく(水道水の温度が夏場は高いため、バターが柔らかくなる)
・朝使用する場合、夜中暑すぎない時期であれば、寝る前に冷蔵庫から出しておく
という対応で、問題なく使用できることもありますよ。
バターベルの夏場の使用感
夏場にバターの常温保存は可能なのか?
結論から言えば、何の問題もなく、想像以上の快適な使い心地でした!
暑くなる前は、さすがに8月の中旬などは冷蔵庫に入れないとダメかなと思っていましたが、最終的に1度も冷蔵庫に入れることもなく、保管時の水を氷で冷やすということもなく夏を乗り切れました。
普段24時間クーラーをつけっぱなしという環境ではなく、暑い中まる1日留守にしたこともありましたが、特にバターが溶けることも、カビが生えるということもありませんでしたよ。
使用の途中経過の写真はこんな感じ。
【 3分の1~半分程度使用した状態 】

【 残り少なくなった状態 】

このように最後までしっかりと容器にくっついていてくれるので、逆さまで水に落ちることもなく、もちろん風味も変わることなく美味しく、快適に使用することができました!
水は使用するたびに変えていて、長く使用しない場合でも2日に1度程度交換するようにしています。
水加減は慣れてくるとちょうどよい量が量らずともわかるので、我が家は浄水器の水をさっと注ぐだけの5秒程度で完了。
可愛い容器で出しっぱなしでも気にならないので、キッチンの目につくところに置いてます。
快適すぎて、もう冷蔵庫保管には戻れません!
バターベルを使用する際の注意点
バターベルは、バターの使用を前提に作られた商品です。
有塩のものでも、無塩バターでも使用できますが、マーガリンやクリームチーズには適さないのでご注意ください。
気温が暑すぎる場合や、寒すぎる場合は、溶けてしまったり、固くなる場合もあります。
また、バターを容器に入れる際には、空気が入らないように隙間なく詰め込むことが新鮮さを保つポイント。
隙間があると、保管時にバターが落ちてしまうこともあるとのことなので、要注意です。
バターの常温保存容器はルクルーゼにも
似たように、常温保存できる容器が、鋳物ホーロー鍋でおなじみのル・クルーゼからも発売されています。
▼ この商品です。
ル・クルーゼならではのデザインでこちらも可愛いですが、バターベルの数倍とお値段も少しお高め。
一見バターベルと似たデザインなので、特にル・クルーゼにこだわりのない方は価格も安くておしゃれなバターベルをおすすめします!
バターベルの口コミは?
Twitterにバターベルや類似商品の口コミがたくさんあったので、いくつかご紹介します。
これは便利♪
— 小梅 (@GvKfBEVM8nLCBZv) June 30, 2021
バター好きだけど、固くて使いづらいのが難点だった。買ってみようかな。
アメリカで累計500万個を売上げたバターを常温保存出来るバターケース「Butter Bell(バターベル)」の人気カラーを追加。デニムブルーとルージュレッドを販売開始。 https://t.co/JEmgg8I2F0 @PRTIMES_JPから
無類のパン好きだけどバターが固くて毎度イライラするから常にマーガリンでした。
— マユ🦄Webライター (@webwritermayu) December 16, 2020
これすっごく良かった!「バターベル」
バターを常温保存できる容器。見た目茶碗蒸しみたいだけど中だけ使うときに食卓に置いても見映え悪くないし、なによりバターが使いやすい!
中に水を張って鮮度を保つ仕組み💡 pic.twitter.com/EzyQrsOyLm
このようにバターが好きだけど使いづらいから食べてないという方も多いですよね。
そんな方には、バターベルはピッタリ!
黄色いのはとてもかわいいバターベル
— 砂肝 (@le_oisillon) April 21, 2021
バターを常温保存するための容器でいつでも柔らかいバターが使えるという
でも日本の気候だと夏場は傷みそうだからきっと冷蔵庫に入れるしバターは固くなる
かわいいのでバター固くてもよい pic.twitter.com/yYj6v0TqEB
バターベルって言うみたい。常温保存しておくと冬以外はいつでもなめらか、風味が良く、お洒落。……オシャレっ
— 後頭部痛打 (@madmankenji) August 9, 2019
なめらかで、風味がいいだけでなく、見た目もおしゃれで可愛いのは最高ですね♪
バターを常温で卓上に置いてあるお店がたまにあって、「えっ常温で…?」って怖々食べてたんだけどこういう仕組みになってるのね。底に水を入れることで密閉され空気に触れないから傷みにくい。冷蔵庫がない時代のフランスで考案されたバターベル。欲しい…<RT
— えいみฅ^•ו^ฅ (@maemuiteikoune) December 1, 2020
バターベルのように常温保存できることを知らなかったら、確かに「えっ常温?」と思うかも。
よつ葉の発酵バターを買ってくる
— Kom@糖質制限・メガビタミン・低糖質料理・筋トレ (@komkom_com) August 19, 2019
↓
バターベルで常温保存する
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バターが朝から柔らかい!
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ブランパンにたっぷり塗って食べる
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ketoい#糖質制限 #おうちごはん pic.twitter.com/AiKy9VZe98
バターベルというバターを常温で保存できるバター好きにはたまらない画期的なやつを入手したんだが、バターの消費量がめっちゃ増えた😂 pic.twitter.com/ojEvJc7Sge
— ぺい (@PeyeeW) May 16, 2020
手軽に使えて、ストレスが少ないので、使用量が増えるバター好きの方も多そうですね。
よし、やっぱり。バター充生活しよう。悩んでたけど、バターベル買うぞ!
— どりー (@dorryy) April 24, 2020
パン食増えたからバターベルが欲しい
— Morige (@kamomura) January 8, 2021
バター好きで、バターベル知ったら欲しくなりますよね。
バターをパンに塗るときの一番のストレスから解放される~♪
さいごに
この記事では、固くて塗りにくいバターを常温保存できる容器「バターベル」をご紹介しました。
特にトーストなどによくバターを使用するという家庭には、とても便利な製品だと思います。
バターは固いものという概念が変わり、忙しい朝でもさっとまんべんなく塗れるので、我が家でもとても重宝していて欠かせないものになりました。
ぜひバターベルを使って、バターがストレスなく塗れる幸せを感じてみてください。