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横断歩行者妨害は理不尽の声も?取り締まり強化も違反しないためには

横断歩道の写真 生活の知恵

横断歩行者等妨害等違反」をご存知でしょうか?

横断歩道は歩行者優先であり、横断歩道に人がいたら必ず停止しなければならない。
もし、守らなかった場合には横断歩行者を妨害したものとして交通違反になる
というものです。

先日私もこの違反で切符を切られました。

信号の無い横断歩道に歩行者がいたので、一時停止して渡ってもらったあとに徐行で発車したのですが、どうももう1人今から渡ろうとしている歩行者がいたらしく、その人を無視(実際は離れていて気づいていませんでした)して走り去ったことが原因とのこと。

シートベルトをしていないとか、一時停止違反であれば分かりやすいのですが、距離があった歩行者の横断を無視したと言われてもピンとこなくて調べてみたら、過去にいろんな事例があり、状況によっては理不尽だと感じている人がいることや、自身の知識不足も分かりました。

実際、どのような声があるか、またどのような状況だと違反になるのか調べてみました。

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「横断歩行者等妨害等違反」は理不尽?違反者の声

横断歩行者等妨害違反をした人は、もちろん違反を犯したとの反省の声もありますが、中には理不尽だとして納得いかない方もいるようです。

左折して、横断歩道を渡ろうとしている高校生見えて止まったら、高校生も止まって頭下げるから、先に通過したらサイレンが。

信号のない横断歩道で渡ろうとしている歩行者がいたけど、まだ横断歩道に足を踏み入れてなかったし、距離があったので通過したら白バイに止められました。

一時停止して横断者を渡したのに、歩行者が渡りきる前に車が動いたという理由で違反切符を切られました

歩行者がいたのは知ってたが、横断歩道を渡るかわからなかったので、そのまま通過したら、警察に「渡るかわからなくても、横断歩道の近くに人がいる場合は停止して確認しないとダメ」と言われた。


これは全部「横断歩行者等妨害等違反」をした人達の声です。

横断歩道を通過している歩行者ギリギリのところを通過すれば、危険なので当然違反の意識も高くなりそうですが、

◎歩行者が譲ってくれたから、通過した

◎横断歩道を渡るのかどうか分からなかったから通過した

◎一時停止して歩行者を先に通過させるも、横断歩道を歩行者が渡りきるうちに発車した

◎長さのある横断歩道で、歩行者との距離が何メートルも離れていたから通過した


などの理由で違反した場合は、理不尽だと感じる方も多いようです。

しかし、道路交通法によると横断歩道(近辺も)に歩行者がいたり、渡る可能性がある人がいる場合はもれなく止まることとされています。

自分では大丈夫だろうと思っていても、他人の判断ではアウトということもあるので、付近に歩行者がいる場合は一旦停止するように心がけたほうがよさそうですね。

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「横断歩行者等妨害等違反」だけど、よく見る光景

ツイッター上にこのような動画をアップしてくださっている人がいました。
このようなケースよく見かけますよね。


自転車に乗った子供が横断歩道を渡ろうとしていますが、車が止まることなく何台も通過しています。

またこんなYoutubeの動画も。


横断歩道に近づいてきた方がいますが、ちょうど横断歩道の前に立つか立たないか程度のタイミングだったので、通過してもよいと判断したようです。

このような微妙な判断のケースはよく見られますが、過去には歩行者が横断歩道からだいぶ離れた位置だったとしても違反となった事例もあるようです。

またこんな動画も。

このような光景はめったにないでしょうが「横断歩行者等妨害等違反」の分かりやすい事例です。

横断歩道で待っている人を無視して通過しているだけでなく、後続車が追い抜くなんて言語道断ですね。

停止している車で歩行者が死角になって、はねてしまう可能性もあり危険です。

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横断歩行者等妨害等違反をしないために

警察官がバツの札を持っているイラスト

警察庁では交通ルールを以下のように取り決めています。

 運転者のルール

 横断歩道や自転車横断帯に近づいたときは、横断する人や自転車がいないことが明らかな場合のほかは、その手前で停止できるように速度を落として進まなければなりません。また、歩行者や自転車が横断しているときや横断しようとしているときは、横断歩道や自転車横断帯の手前(停止線があるときは、その手前)で一時停止をして歩行者や自転車に道を譲らなければなりません。

横断歩道のない交差点やその近くを歩行者が横断しているときは、その通行を妨げてはいけません。

警察庁ホームページ 「横断歩道付近等における交通ルール」より一部抜粋


繰り返しになりますが、横断歩道上に歩行者がいる場合はもちろん、横断歩道を渡ろうとしている人がいる場合でも一時停止して道を譲ることとされています。

渡ろうとしているかどうかの判断は、見る人によって異なります。
横断歩道の前に歩行者が立っていて実際に渡るつもりがなくても、そこを通過すれば「横断歩行者等妨害等違反」になることも。

そのため、横断歩道近辺に歩行者や自転車がいる場合は、かならず一時停止して、通行の有無を確認する。
もし歩行者に譲られたとしても、歩行者に先に通過してもらうように促したほうがよさそう
です。

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さいごに

横断歩道での歩行者の交通事故が後を絶たないこともあり、近年「横断歩行者等妨害等違反」の取り締まりが強化されているようです。

JAFの調査によるとある信号機のない横断歩道で、9割の車が一時停止することなく走り去ったというデータもあるとのこと。

私自身も違反はしてしまいましたが、今回の件で改めて意識を高く持って気を付けようと身が引き締まりました。

一部では理不尽と感じる取り締まりもあるようですが、違反をしないために、そして何より事故を防ぐために「横断歩道ではどんなときでも歩行者優先」を意識しましょう。

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