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ラブブ「可愛くない」「気持ち悪い」「怖い」の評判でもなぜ人気?愛される理由を考察

ラブブ「可愛くない」「気持ち悪い」「怖い」の評判でもなぜ人気?愛される理由を考察 話題・トレンド

日本でも人気上昇中の中国発の人気キャラクター「ラブブ(Labubu)」

長い耳と大きな目、ギザギザの歯という独特なデザインから、SNSや口コミでは「可愛くない」「気持ち悪い」「怖い」といった否定的な意見も数多く見られます。

その一方で、ラブブは日本を含めた世界中で熱狂的なファンを獲得し続けており、入手困難なコレクターズアイテムとなっています。

本記事ではそんなラブブ人気の裏側を、「否定的な声」と「愛される理由」の両面から、具体的事例を交えて解説します。

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ラブブの「可愛くない」「気持ち悪い」「怖い」の評判

出典:POP MART公式サイト

可愛いと大人気のラブブですが、X(旧Twitter)には以下のような声もありました。

このようにラブブに対するネット上の声を拾うと、好意的な声が多い一方で、否定的な声も多数あり、かなり賛否が分かれていることが分かります。


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ラブブが 「可愛くない」「気持ち悪い」「怖い」と言われる理由

ラブブは日本で人気のサンリオキャラやポケモンのように「万人が見て癒されるかわいさ」とは真逆のデザインです。

鋭い歯や、ラブブの独特な表情は、むしろ「ちょっと怖い」「気持ち悪い」と思わせる要素が強いでしょう。

特に子どもやラブブを初めて見る人にとって、口を大きく開けて歯をむき出しにするデザインは「モンスター的」で恐怖を感じることもあるよう。

日本だけでなく、海外掲示板Redditでも「全然かわいくない、むしろ怖い。でも不思議と人気がある」といったスレッドが立ち、多くのコメントがついています。

このように、ラブブの特徴的すぎるビジュアルは「好き」と「苦手」の評価が真っ二つに分かれやすく、こうした否定的な声自体がさらに注目を集める結果にもなっています。


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それでも人気が止まらない─ラブブが愛される5つの理由

出典:POP MART公式サイト

否定的な声が多いにもかかわらず、ラブブはなぜこれほど支持を集めているのでしょうか。

① 深い物語性と設定の魅力

香港出身のアーティスト、カシン・ルン(Kasing Lung)氏が生み出したラブブは、単なる可愛いマスコットではなく、絵本『The Monsters』から生まれたキャラクター。

北欧の森に住む好奇心旺盛でイタズラ好きな存在としての設定や、アーティストの創作世界から誕生した背景が、ファンにとって「ただのグッズ以上の存在」として響いています。

② ブラインドボックスのワクワク感

POP MARTが展開するラブブのフィギュアは、ガチャのように何が出るか分からない「ブラインドボックス形式」。

このランダム性がコレクター心をくすぐり、「揃えたい」「レアを当てたい」という収集欲を掻き立てます。

③ セレブリティ効果とSNSでの拡散

BLACKPINKのリサやレディー・ガガ、リアーナなど、世界的なセレブがラブブを愛用している姿が拡散され、一気に「ファッションアイコン」として注目を浴びました。

日本でも芸能人やインフルエンサーが持ち歩く姿を投稿し、若い世代を中心に人気が急上昇。

インフルエンサーやファッション関係者にも拡がり、憧れのファッションアイテムとして注目を集めています。

④ 意図的な希少性とプレミア価値

あえて供給を抑えて希少性を演出するマーケティング戦略により、「手に入りにくい」こと自体がブランド価値を高めています。

その結果、限定モデルはオークションで数十万円〜数百万円という価格で取引されることも。

2200万円で等身大フィギュアが落札された例もあり、「投資対象」としての側面も出てきました。

⑤ Z世代の価値観との親和性

「完璧でかわいいもの」よりも「ちょっと不気味で独特なもの」を好む傾向がZ世代にはあります。

ラブブはその「個性」や「クセ」が評価され、「怖いけどかわいい」「不思議と惹かれる」と受け入れられているのです。


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否定的な声すらも人気の源泉に

ラブブの魅力を総括すると、「否定的な意見がむしろ人気を後押ししている」という逆説的な構造が浮かび上がります。

「かわいい」と「気持ち悪い」の境界にある存在は、万人受けはしないものの、熱狂的なファンを生み出します。

否定的な意見が拡散されるほど話題性が増し、さらに注目が集まる。
その結果、入手困難になり、希少性が高まり、ますます欲しがる人が増える—この循環こそがラブブ人気を支えているといえそうです。


まとめ:否定的な印象も愛される理由に

ラブブは「かわいい」と「怖い」の境界線に立つキャラクターです。
しかし、その独特さこそが「唯一無二の個性」となり、世界中で熱狂的に支持されています。

アート的背景、ブラインドボックスの収集欲、SNSとセレブによる拡散、希少性、そしてZ世代の価値観。
このすべてが相互作用することで、ラブブは単なるキャラクターを超えて文化現象となっています。

つまり、ラブブ人気の背景には「否定的な評価すら話題性となり、さらに価値を高める」という逆説的な構造があるのです。

嫌う人がいるからこそ、熱狂するファンも生まれる。
この二面性こそが、ラブブが世界中で愛される最大の理由だと言えるでしょう。


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