「そろそろ年賀状を整理したい」「相手に失礼なくやめたい」。
そんな気持ちから“年賀状じまい”を考える60代の方は年々増えています。
ただ、いざ「やめます」と伝えるとなると、どんな文章にすれば角が立たないのか、悩んでしまいますよね。
60代の方がそのままコピペして使える やさしくて失礼にならない「年賀状じまいの文例」 を19種類ご紹介します。
友人向け、親戚向け、仕事関係、疎遠な方など、相手別にも使える文例を揃えました。
ぜひ、ご自身の状況に合った文例を見つけて参考にしてみてください。
60代が年賀状じまいをする背景や伝えるときのポイント
60代になると、これまで毎年続けてきた年賀状のやり取りについて「そろそろ整理したい」と考える方が増えています。
主な背景としては次のような理由があります。
- 生活スタイルの変化
子育てや仕事が一段落し、自由な時間や生活リズムを見直したい方が増えています。 - 連絡手段の多様化
LINEやメール、SNSなどで気軽に新年の挨拶ができるようになり、年賀状の必要性を感じなくなることがあります。 - 負担の軽減
毎年の準備や郵送の手間を少なくしたいというシンプルな理由もあります。
年賀状じまいを伝える際に大切なのは、相手に配慮しつつ、前向きで自然に伝えること。
伝えるときのポイントをまとめると次の3つです。
- 理由は前向きに、シンプルに伝える
「生活スタイルを整理したい」「連絡方法を見直したい」といったポジティブな理由が角を立てません。 - 相手との関係を大切にする気持ちを添える
「これからも仲良くしてほしい」「今後は別の形で挨拶します」などの一言を添えると安心感があります。 - 無理のない範囲での伝え方
年賀状の枚数やタイミングにこだわりすぎず、自分のペースで伝えることが大切です。
このようなポイントを押さえることで、60代でも自然で丁寧に、そして相手に負担をかけずに年賀状じまいを伝えることができます。
年賀状じまいの文例(60代向け)19選
以下、すぐに使える文例をタイプ別にご用意しました。
もっとも使いやすい定番の文例
長年にわたり年賀状のやり取りをありがとうございました。
このたび、今後の連絡方法を見直すことにし、年賀状でのご挨拶は終了させていただきます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
これまで温かい年賀状をいただき、心より感謝しております。
さまざまな事情から、年賀状でのご挨拶を終えることにいたしました。
今後とも変わらぬお付き合いをいただければ幸いです。
いつも温かい年賀状をいただき、ありがとうございました。
このたび、年賀状でのご挨拶を一区切りとすることにいたしました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
生活スタイルの変化を理由にする文例
今後は無理のない形でお付き合いを続けていければと思い、年賀状は卒業することにいたしました。これからも変わらぬお付き合いをお願いいたします。
日々の生活スタイルを見直す中で、年賀状のやり取りを終了することにしました。
本年を最後に年賀状を終えさせていただきますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
私なりに日々の習慣を整えていく中で、年賀状を手放すことにいたしました。
これまでのお心遣いに深く感謝申し上げます。
前向きな印象を与える文例
これからは直接のやり取りを大切にしたく、年賀状のご挨拶は失礼させていただきます。またお会いできる日を楽しみにしています。
新しい形でお付き合いを続けていきたく、今年から年賀状のやり取りを見直すことにしました。そのため、年賀状は今回を最後といたしますが、今後ともよろしくお願いいたします。
親しい友人・昔の仲間向けの文例
年賀状は今回で終わりにしますが、これからも変わらず仲良くしてください。
また会える日を楽しみにしています。
今年から年賀状はやめることにしました。
これまでのやり取り、ありがとう。
これからは気軽にLINEや電話で連絡し合えたら嬉しいです。
年賀状じまいをすることにしました。
ご縁はこれからも続けたいと思っていますので、今後とも仲良くしてもらえたら嬉しいです。
親戚・家族ぐるみのお付き合い向けの例文
このたび、年賀状でのご挨拶を卒業させていただくことにいたしました。
これからも折に触れてご連絡させていただければと思っております。
年賀状の習慣を見直し、今回を最後とさせていただきます。
今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。
仕事関係・フォーマルな相手向け
これまで年賀状でお心遣いをいただき、ありがとうございました。
今後は別の形でご挨拶させていただくこととし、年賀状は終了させていただきます。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
これまで温かいお心遣いをいただき誠にありがとうございました。
生活スタイルの変化に伴い、年賀状は本年をもって終了とさせていただきます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
長年にわたり年賀状でのご挨拶をありがとうございました。
私自身、仕事を離れたこともあり、今後年賀状を控えさせていただくことにいたしました。
今後のご活躍をお祈り申し上げます。
疎遠になっている相手への文例
そろそろ“年賀状現役”を引退することにしました。
長い間お付き合いいただき感謝しています。
またどこかでお会いできる日を楽しみにしています。
いつも温かい年賀状をいただき、ありがとうございました。
このたび、年賀状でのご挨拶を一区切りとすることにいたしました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
これまでの年賀状でのご縁に感謝しております。
このたび年賀状でのご挨拶を終了することにいたしました。
今後ともお元気でお過ごしください。
手軽に伝えたいなら“年賀状じまいシール”という選択肢も
なお、文例の文章を書くのが難しい場合は、“年賀状じまいシール”という便利なグッズもあります。
はがきに貼るだけで失礼なく気持ちを伝えられるため、手軽に準備したい方に人気です。
60代向け 年賀状じまいの文例のまとめ
60代で年賀状じまいをするのは、今ではごく自然な流れです。
大切なのは、
- 無理なく続けられる形で
- 相手に負担をかけず
- 今後のお付き合いも大切にする気持ちを込めて伝えること
この記事で紹介した文例は、そのまま使うのはもちろん、少しアレンジしてご自身の気持ちに合わせることもできます。
あなたらしい気持ちのこもった“年賀状じまい”になりますように。

