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金継ぎのやり方/自分で簡単にできる初心者向けおすすめキットと本をご紹介

金継ぎ(きんつぎ)は自分で簡単にできる!初心者向けのおすすめキットと本を紹介 生活の知恵
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割れたり、欠けたりした器を美しく修復できる金継ぎ(きんつぎ)

むずかしいと思う方も多いと思いますが、最近では必要な材料が一式揃ったキットなどが販売されており、自宅でも簡単にできるんです。

そこでこの記事では金継ぎを自宅で簡単にできる方法をご紹介しますね。

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金継ぎの紹介とやり方

金継ぎについて改めて簡単にご紹介します。

金継ぎって何?

金継ぎで修復された茶碗
金継ぎで修復されたぐい呑み

金継ぎとは、割れた食器や陶器を漆を使って接着し、その継ぎ目を金粉や銀粉などの金属粉で装飾する日本の伝統技法。
この金継ぎによって、割れて使えなかった器を再びよみがえらせることができます。

金継ぎの手順は以下のような手順。

①割れた破片を接着する
②接着した部分の欠けや段差をパテやペーストで埋める
③接着した部分に漆を塗る 
④金粉を塗って装飾する

より美しく仕上げるにはそれなりの知識や技術が必要となりますが、作業自体は単純なので初心者が手軽に始めても、それなりに仕上げることができますよ。

金継ぎの材料

金継ぎに必要な材料で主なものは以下のものです。

【 漆(うるし)】

伝統的な金継ぎには本漆を使います。

現在は合成漆や接着剤を使う方法などもありますが、食器の接着、補修に使う場合は安全性の観点から本漆を使うのがおすすめ

注意

天然の漆は体質によってかぶれる方も多いので、使用する際には手袋をするなど充分注意して扱ってください。

天然漆がよく、合成漆が悪いということではありません。
天然の漆は接着まで1週間かかりますが、合成漆は1日で接着できるなど、合成漆なりのメリットもあります。

それぞれメリット・デメリットがあるので、本来の金継ぎにこだわらない場合は、目的に合わせて使い分けてもよさそうです。

【 砥の粉(とのこ)】
小さな欠けや浅い溝などを埋める際に使う、錆漆(さびうるし)を作るために使います。

【 木粉 】
大きな欠けや深い溝などを埋める際に使う、刻苧漆(こくそうるし)を作るために使います。

【 金属粉 】
金継ぎといえば「純金」を思い浮かべる方が多いと思いますが、金以外にも、銀・真鍮(しんちゅう)・プラチナ・錫(すず)など好みによっていろんな金属粉を使うことができます。

【 その他 】
他にも、筆、へら、手袋、耐水ペーパー、筆を洗うのに必要なアルコール、カッター・真綿・スポイトなどが必要です。

上記でご紹介したような金継ぎの材料を1つ1つ集めることもできますが、今回は初心者で金継ぎを自宅で簡単にしたいという方のために、必要な材料一式をセットにした商品をご紹介します。

キット1つで数個の器の修復をすることが可能。
もっと修復したいものがあるという場合には足りないものだけ、買い足せば大丈夫です。

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初心者向けおすすめの金継ぎキット

初心者向けの商品で、評価が高くて売れ筋の金継ぎキットを2点ご紹介。

高いものでも良いものはありますが、ここでは手が届きやすい1万円以下のものをご紹介しています。

金継ぎキット TSUGUKIT つぐキット

金継ぎキット TSUGUKIT つぐキット

この商品の優れたところは、材料が全て揃っていてすぐに始められるというだけでなく、国産の漆、純金など上質の材料が使用されていて本格的かつコストパフォーマンスが良いところ。

YouTubeを利用しての説明動画も準備されていて、初心者でも迷わずきれいに仕上げることができます。

このように絶賛されているレビューもありましたよ。

金継ぎ中級者です。今までいろいろなキットを試してきましたが、これは最高としか言いようがない。
必要な道具が過不足なく、きっちりした箱にコンパクトに収められていてとても使いやすい。
漆は国産で伸びがよくとても良質。漆を使う人なら、国産材料の希少性がよくわかると思うが、よくこんなに贅沢にそろえて、この価格で抑えているものだと感心してしまう。

楽天市場 商品レビューより


誰でも塗れますシリーズ 金継ぎ初心者セット

誰でも塗れますシリーズ 金継ぎ初心者セット

この商品も人気で評価が高い商品です。

150年の歴史を持つ老舗の漆屋さんが作った、天然漆や純金粉を使った本格的なセット。

動画での説明はありませんが、丁寧な説明書が同封されているので初心者でも無理なく取り掛かることができますよ。

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初心者向けおすすめの金継ぎの本

初心者向けに分かりやすく解説された本のご紹介。

材料を個別に揃えたいが、やり方が分からないという方のために、分かりやすく丁寧に解説された本をご紹介します。

おうちでできるおおらか金継ぎ / 堀道広 

金継ぎのやり方が丁寧に書かれているだけでなく、簡単なコツがたくさん紹介されているので初心者さんだけでなく、中級者さんにもおすすめの本。

段階ごとに、その作業をする理由を詳しく説明してあるので、しっかりした知識としても定着します。

とりあえず教科書的な1冊が欲しいという方におすすめ!

金継ぎ一年生 / 山中 俊彦

この本では、身近な道具や接着剤を合理的に使いながら金継ぎが出来る方法をご紹介しています。

漆を使って本格的にやりたい人にはおすすめしませんが、ガラスなどにも応用できる方法が初心者にも分かりやすく説明されている本なので、手軽に始めたいという方にはおすすめの本です。

簡単! おうちで金継ぎ / 大人のおしゃれ手帖特別編集

こちらはベストセラーのムック本で、必要な材料と説明書きがすべて入っています。

ただ、セットの漆は合成漆のため食器として利用する器にはおすすめしないのと、欠けの修復には別途パテを準備する必要があります。

とりあえずどんなものか安価にやってみたい、食器には利用しないという方のお試しとしてはよい商品ですよ。

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さいごに

この記事では金継ぎを自宅で手軽に始めたいという方のために、おすすめのキットや本をご紹介しました。

最近おうち時間が増えてることで、金継ぎをやってみようという方も増えているようです。

多少出来栄えが悪くても、自分で丁寧に修復した器はより愛着が増しそうですよね。

一見難しそうですが、実際にやると思ったより簡単にできるので、気になっている方はぜひチャレンジしてみてください。

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