マンゴーを超える甘さだと話題のトロピカルフルーツ「アテモヤ」。
日本でも沖縄や鹿児島などでは栽培されていて、知る人ぞ知るアテモヤですが、今後は台湾からの冷凍アテモヤの輸入も増えるなど、今後認知度が高まっていきそうなフルーツです。
この記事では、そんなアテモヤの食べ方や食べ頃の見分け方、生のものを購入するときの選び方や旬の時期などをご紹介します。
アテモヤの食べ方
生のアテモヤのカットの仕方や、一般的な食べ方、美味しい食べ方などをご紹介します。
食べ方だけでなく、熟成方法や食べ頃の見分け方もご紹介していますので参考にしてみてください。
切り方と基本的な食べ方
① まず縦半分にカットします
② 真ん中にある芯を取りのぞきます(手で簡単に取れます)。
半分にカットした状態でも食べれますし、半分にしたものをさらにカットして4等分にしてもOK。
食べるときは、半分もしくは4等分にカットしたものをスプーンですくって食べるのが一般的な食べ方になります。
他に、角切りにして食べるという方法もあります。
その場合は4等分に切ったあと、外側の皮をむいたものをさらにカットしてください。
種は食べられないので、スイカのように取り除きながら食べてください。
アテモヤは食べ頃になるまで常温で保存しますが、食べれる状態になったら事前に冷蔵庫で冷やしておくとさらに美味しく食べることができますよ。
冷凍アテモヤの食べ方は?
2022年から台湾産の冷凍アテモヤが輸入されるようになり、店頭で目にする機会も増えそうです。
台湾産の冷凍アテモヤは食べ頃のものをカットして冷凍させてあるので、開封したらすぐに美味しく食べることができます。
ただし、解凍の度合いで食べた時の味の印象が大きく変わります。
おすすめの解凍具合は“完全に解凍せず、まだちょっと固いかな”というぐらいがおススメ!
好みもあると思いますので、いろいろと試してみながら好みの解凍度合いを探してみてください。
アテモヤをさらに美味しく食べる方法
アテモヤはそのまま食べても美味しく食べられますが、他にもいろんな食べ方があるので、一部ご紹介します。
【 シャーベット 】
アテモヤをカットしたものを冷凍庫に入れて凍らせた状態で食べても美味しく食べられます。
また、種を除いた果肉をミキサーにかけて、容器に入れ、たまにかき混ぜながら冷凍室で凍らせシャーベットにしても。
凍らせるとまた違った味わいになって美味しいですよ!
【レモンを絞って爽やかに】
Twitterに専門店のツイートがありました。
アテモヤの美味しい食べ方のワンポイントを紹介します!
— 沖縄アテモヤの専門店【中村果樹園】 (@OkinawaAtemoya) December 23, 2021
完熟したアテモヤにレモン🍋を軽く絞るといい感じに酸味が加わって美味しく食べれます。
レモン果汁を多めに絞るとレモネードのような風味とアテモヤの甘味でスイーツのような味わいになります! pic.twitter.com/2fNBwfTipA
アテモヤの甘みが強すぎるのが苦手な人にもおすすめの食べ方です!
アテモヤの食べ頃の見分け方
アテモヤは購入すればすぐに食べれるというものではなく、キウイフルーツやアボカドのように収穫後一定時間置いて、柔らかくなるまで待つという追熟(ついじゅく)が必要です。
追熟の仕方
20度以上の室温に置いて追熟させます。
追熟時の室温によって追熟日数は変わりますが、だいたい3~7日ほど置いておくとだんたん柔らかくなっていくので、表面を触ってみて少し柔らかいなと感じるぐらいが食べ頃。
冷蔵庫に入れると追熟しないので、必ず暖かい室温で保存するようにしてください。
食べる時は冷えた状態のほうが美味しく食べれるので、追熟が終わったら冷蔵庫で冷やして食べましょう。
「少しでも早く食べたい!」というときは、熟成を早める方法もありますよ。
今年もアテモヤの季節がやってきましたよーーーーー!🙌✨✨✨
— 大鳥居 🐤✨ (@OOTORII_TRIE) January 16, 2022
ライチの食感+梨+ミルク飴の味、はちゃめちゃに美味しいけど去年は7個中1個という追熟成功率の低さ😂
成功すれば夢の味、失敗すれば苦くなる幻の果実🤣
去年王林と一緒に袋に閉じ込めて成功を掴んだので今年は届いてすぐ王林と密封✨ pic.twitter.com/eGntz5vmfS
リンゴから発生するエチレンガスには、果物の熟成を早める効果が。
このツイートのようにリンゴと一緒に袋に入れて密閉しておくことで、アテモヤの熟成を数日早めてくれますよ。
追熟する際は以下でご紹介している“食べ頃”を見落とさないようにしてください。
食べ頃の見分け方
アテモヤが食べ頃になってくると上の写真のように、表面がやや茶色~黒くなってきます。
色が変わってくるタイミングで、表面を少し押してみてください。
アテモヤの果肉も、以前は固かったものがやや柔らかさを感じるぐらいに変化していると思います。
このように、表面の色が少し黒っぽく変化して柔らかくなったと感じたら食べ頃です。
ちなみに、収穫仕立てのアテモヤはこのような鮮やかな黄緑色。
この状態では固くて食べられないので、必ず追熟させて食べ頃になってから食べるようにしてくださいね。
Youtubeにアテモヤのカットの仕方や食べ頃の見極め方を紹介している分かりやすい動画があったので、参考にしてみてください(2分32秒で見れます)
アテモヤの旬の時期や選び方は?
アテモヤを食べれる時期は限られています。旬の時期や美味しいアテモヤの選び方をご紹介します。
アテモヤの旬
アテモヤは暖かい地域で栽培されるトロピカルフルーツですが、美味しく食べれる時期は夏ではなくて、路地物が取れる12月中旬から2月あたりが旬と言われています。
ただし、近年ではハウス栽培が盛んになってきていることもあり、旬の時期以外の11月から4月初旬ごろにも出回っています。
生のものだと食べれる時期は上記のように短い期間ですが、今後輸入が増えていきそうな台湾産の冷凍アテモヤの登場で、通年スーパーなどで見かける機会も増えそうですね。
アテモヤの選び方
アテモヤは果皮の突起がしっかりしていて、全体的に丸みを帯びてふっくらとした形のものを選びましょう。
色はすぐに食べるのでなければ、熟成が進んでない明るい黄緑色のものがおすすめ。
すぐに食べるなら、表面が少し黒ずんだもののほうが追熟が進んでいるので早く食べることができます。
ただし、あまり黒すぎる場合は傷み始めている場合もあるので注意してください。
また、アテモヤは10度以下の場所で保存すると低温障害を起こす場合もあります。
販売店でまだ黄緑色の未熟なものが冷蔵ケースに並べられているなど、低温で管理されている場合は避けたほうが無難です。
さいごに
この記事ではアテモヤの食べ方や食べ頃の見分け方、生のものを購入するときの選び方や旬の時期などをご紹介しました。
アテモヤはカットするだけで簡単に食べれるフルーツなので、食べるのは難しくありませんが、追熟の具合で美味しさが前後します。
記事を参考にしていただきながら、上手に追熟させて美味しいアテモヤを味わってみてくださいね!