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YOASOBI(ヨアソビ)の結成秘話や経緯/きっかけは小説投稿サイトの小さなプロジェクト

YOASOBI(ヨアソビ)の結成秘話や経緯/きっかけは小説投稿サイトの小さなプロジェクト話題・トレンド
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デビュー曲『夜に駆ける』の大ヒットに始まり、アニメ主題歌『アイドル』が世界を席巻するなど、勢いが止まらない人気アーティスト「YOASOBI(ヨアソビ)」

2019年10月に、ボカロPのAyaseさんとシンガーソングライターのikuraさんによって結成された音楽ユニットです。

そんなYOASOBIの結成のきっかけや、結成秘話・結成にまつわるエピソードをご紹介します。

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YOASOBI結成のきっかけ

YOASOBIを生みだした仕掛人は、ソニーミュージックの同期社員である山本さんと屋代さん。

このインスタの投稿の両サイドにいる2人です。

2人はソニーミュージックが運営する小説やイラストの投稿サイト「monogatary.com(モノガタリードットコム)」のコンテストで、グランプリに選ばれた小説の副賞として、その小説を元に曲とミュージックビデオを制作するという企画を考えました。

そして、音楽制作を頼める人を探しますが、なかなかハマる人が見つからず…そんなときにボーカロイドプロデューサーとして注目を集めていたAyaseさんのボカロ曲「ラストリゾート」を見つけます。

ボカロ曲は、歌詞を印象的に表現した「リリック(歌詞)ビデオ」で投稿されることが多く、詩の世界も大事にしていることから、楽曲のテイストだけでなく、文学との親和性も確信したそうです。

そしてAyaseさんに声をかけます。

その時の様子をAyaseさんはこう語っています。

インスタのDMで来たんで…最初。

僕、ソニーミュージックの人間がインスタのDMで連絡してくると思ってなかったし、個人アカウントから来たんで『嘘つけ!』と思いました。

ただ、当時やっていたバンドもなくなっちゃって、私生活的にもいろんなことがあって、かなりふさぎ込んでいるタイミング、でも音楽は諦めきれない、けど活動する場所も気力もなかなか無いような難しい状態にいたりしたとこもあって、何でもチャレンジしてやるぜっていう気持ちはあったので、胡散臭いなとは思いながらも、1回話聞いてみようかなと思って渋谷のカフェで会いました。

それから、山本さんと屋代さんは渋谷にある「カフェ・ミヤマ」でAyaseさんと待ち合わせをし「小説を音楽にしてほしい」とアプローチしたそうです。

落ち込んでいたタイミングでのアプローチにAyaseさんは

何でもやろうという気持ちがあったので、どうなるかわからないけれどチャレンジしてみようかなという感じでした。

と語っています。

当時Ayaseさんのバンド活動が波に乗っていたら、この出会いはなかったかもしれませんね。

この時点で、Ayaseさんとソニーミュージックの山本さん、屋代さんの合計3人のプロジェクトがスタート。

その後、星野舞夜さんの小説「タナトスの誘惑」が大賞に決定し、いよいよ楽曲制作が始まりました。

Ayaseさんにとっても小説を楽曲にするのは初めての試みで、30曲近くの楽曲を作り、作ってはダメ出しを続ける日々だったそう。

そして完成したのが、デビュー曲となった「夜に駆ける」でした。

「夜に駆ける」は後に、ビルボードJAPANチャートにおけるストリーミング累計再生回数10億回を日本で初めて突破します。

この曲の魅力の1つとして言われるのは、かつてない“不思議なメロディー展開”。

というのも、この「夜に駆ける」はいろんな曲を作ったり、やり直しをしたりする中での“最高の部分”だけを繋ぎ合わせた曲。

たくさんの転調含むなどの不思議なメロディーが、魅力と言われる理由になったようです。

ボーカル選び

ボーカル選びを誰にするか迷っていたときに、当時大学生だったシンガーソングライターの幾田りら(ikura)さんがインスタグラムに投稿した、あいみょんの「君はロックを聴かない」の弾き語り動画が目に留まります。


3人は満場一致で気に入り、ikuraさんにアプローチ。

アプローチを受けたときのことをikuraさんは

色んな視野が広がるかもしれないし、歌声も色々変わっていくかもしれないから、新しい挑戦としてやってみようって感じで…

と話しています。

「夜に駆ける」の出来映えに手ごたえを感じた山本さんと屋代さんは、正式発表前に反応をさぐろうと幾田りらさんのワンマンライブでMVをサプライズ披露。

ただ、全体的に落ち着いたしっとりした感じのライブだったため、突然流れ始めた「夜に駆ける」のMVにファンも困惑して、会場が「シーン」と静まりかえったそうです。

その様子を見て山本さんと屋代さんは「あんまり上手くいかないかもと思った」とか。

夜に駆けるのヒット

ライブでは手ごたえを感じなかった「夜に駆ける」ですが、その後ネットで公開すると徐々にバズり始めます。

TikTokなどで「夜に駆ける」を使用した動画が拡散し、「歌ってみた動画」なども次々と投稿されていくようになり、チャートを賑わせ始めるようになっていきます。

これをきっかけに「夜に駆ける」は、SNSで話題となって音楽が売れていくという、新たなヒット形態を確立。

この時のことをAyaseさんは次のように語っています。

今の人生になったのは、夜に駆けるがあのタイミングでリリースされたからであるのは間違いないので。

いろんなことを考えながらものすごく頭を使ったし、自分の感覚も研ぎ澄ましながら作っていって結果としてこれだけたくさんの人に聴いてもらえる楽曲になったので、あの時頑張って最後の最後まで諦めずにというか、本当に納得いく状態になるまでしっかり詰めて詰めてリリースができて良かったなと思います。

2019年11月にリリースされた「夜に駆ける」は、配信開始からわずか2週間で1億回再生を突破。

YOASOBIは、その後も「群青」「怪物」「アイドル」など、数々のヒット曲を連発するなど、現在も活躍を続けています。

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YOASOBI(ヨアソビ)の名前の由来は?

YOASOBI(ヨアソビ)という名前はAyaseさんが付けた名前。

元々、ボーカロイドプロデューサーとして活動するAyaseさんとシンガーソングライターとして活動するikuraさん。

ボカロPやシンガーソングライターの一面は昼の姿で、その活動の延長線上にYOASOBIの活動があると考えたそう。

そのため、YOASOBIとして活動する姿を夜の姿として、夜遊びのようにいろいろな遊び心満載なチャレンジができるようにと付けた名前なんだそうです。

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