今や1人1台とも言われるスマホですが、中古スマホの売上は年々拡大中。
中古品とはいえ、ほとんど使用されないまま流通しているものや、販売開始後半年で価格が急激に下がるものなどがあり、人気が絶えません。
そんな人気の中古スマホ市場ですが、2022年6月現在、日本の中古スマホの価格が高騰しているようです。
どうしてこんなに高騰しているのでしょうか?
この記事ではTBSの朝の情報番組「THE TIME,」で紹介されていたiPhoneを中心とする中古スマホの価格高騰の理由をご紹介します。
iPhoneなど中古スマホ価格が高騰中
中古スマホと言えば、新品より安く購入できることが魅力。
しかしiPhoneの最新機種など人気の型に関しては、新品販売価格とさほど変わらない価格で中古品として販売され、よく売れているそうです。
例えば「iPhone13 128GB」の新品の価格がアップルストアで98,800円で売られているのに対し、中古スマホ販売店では92,800円で販売されていました。
新品との価格差わずか6,000円ですが、それでもすぐに売れてしまうそう。
iPhoneなどの中古スマホ値上がりの理由は?
中古スマホ販売店の店長さんの話によると
「発売されたばかりの機種とかですと、半導体不足の影響もありまして、市場への流通数自体が減っていると値段の差がそこまで出ないということもあるかもしれません」とのこと。
また最近の円安の影響も。
今後円安が進むことによって、海外製品が値上がりするのでは?という憶測が中古スマホの価格を押し上げてるということもあるようです。
またiPhoneをめぐっては価格の逆転現象もみられるといいます。
アップルストアで98,800円で販売される「iPhone13 128GB」ですが、中古スマホを取り扱う買い取りショップによっては、販売価格(定価)<買い取り価格 という“ねじれ現象”がみられ、新品よりも高い値段で取引されるものも!
番組では実際に中古の「iPhone13 128GB」の買い取り価格を108,000円と提示しているショップもありました。
この原因について、ITジャーナリストの三上洋さんによると
「中国への輸出業者が日本のiPhoneをたくさん買っているという状態にあると思います。日本よりも(価格が)数万円高い場合もありますから、日本の定価より高く買ったとしても中国で売れば儲けが出るということです」
とコメント。
また、高騰する中古スマホの今後の見通しとして、三上さんは
「現在もコロナなど情勢が不安定で、円安も続いてる状況です。中古スマホの価格はさらに上がる可能性があります。」と発言されていました。
さいごに
この記事では、中古スマホ高騰の理由を、TBSの朝の情報番組「THE TIME,」で紹介されていた情報を元にご紹介しました。
高騰の原因には
- 半導体不足による流通数減少
- 円安の進行
が影響している可能性があるとのこと。
最近の調査によると、直近の円安の影響で日本のiPhoneの価格は“世界最安”とのデータもあるそうです。
そのため、訪日外国人によるiPhone購入が今後増える可能性も。
そういった様々な理由から、今後さらなる高騰も予想されそうですね。