お子さんが成長するにつれて自転車の買い替えが必要になる場面が何度かありますが、買い替えのタイミングをいつにするか迷うことはありませんか?
自転車に乗るうえで、一番大切なのは自転車のサイズが体に合っているかどうか。
サイズの合わない自転車にいつまでも乗っていると、ケガや事故の原因となるなど危険です。
この記事では買い替えのタイミングや、体に合った自転車のサイズの選び方をご紹介します。
買い替えを検討している方は、参考にしてみてください。
子供の自転車 買い替えのタイミング

買い替えのタイミングは各家庭で異なりますが、一般的に1台目の自転車から大人用の自転車に買い替えるまでに2~3台購入するという方が多いようです。
世間一般でよくある買い替えの理由や、買い替えを考えるべきタイミングをご紹介します。
よくある買い替えの理由
買い替えの理由としては以下のものが多く聞かれます。
- 「サイズが合わない」
買い替え理由で一番多いのが、成長して自転車のサイズが体に合わなくなったときです。
成長期ですと、乗り続けているうちに窮屈になってきますよね。
運転しにくい、漕ぎにくいなど、乗りにくくなったタイミングで買い替える方が多いようです。 - 「おさがりで好みが合わないときや、好みが変わった」
年上のきょうだいや親せきなどから、自転車をおさがりで譲り受けた場合、しばらく乗るうちに自分好みの自転車が出てくるということもありますよね。
また、自分の気に入った自転車を購入した場合でも、周りのお友達のタイプの違う自転車を見て別の自転車が欲しくなった、ギアチェンジのある自転車にしたいなどの理由で、買い替えるということもあるようです。 - 「故障した・古くなった」
自転車が壊れてしまったときや、ブレーキが利かなくなってきたなど、乗り続けることで様々な安全上の理由が出てきた場合に、買い替える場合もあるようですね。
子供の自転車の買い替えを考えるべきタイミング
好みで買い替えたい場合とは別に、お子さんや自転車の状態によっては買い替えを考える必要がある場合もあります。
以下の状態になったら早めに買い替えを検討しましょう。
- 「乗りにくくなってきた」
乗っていてこぎにくい、窮屈そうに見える場合は買い替えを検討したほうがよさそうです。
具体的には、サドルを一番高い位置に調整しても、地面につく足の膝が曲がっているとき、またはハンドルを握ったときに腕が曲がっている、漕ぐとハンドルに足が当たるなどの様子がみられたら買い替えどきです。
このような状態で乗り続けると、漕ぐときに力を加えにくいので漕ぎにくくなりますし、乗っているうちに疲れやすくもなります。
また安定して走れなかったり、ブレーキが掛けにくくなるということもあります。
子供の身長は成長期ですと毎年5~10cmくらい伸びるので、どのような自転車を選んだとしても成長とともに体に合わなくなってくるもの。
本人が乗りにくいと訴えたり、親が見ていて乗りにくそうだなと思ったら、早めの買い替えをおすすめします。
特に小学校低学年くらいまでのお子さんの場合は、買い換え期間は2年〜3年程度と考えるのが良いと思います。 - 「安全性が気になる」
自転車の耐用年数は一般的には10年以上と言われています。
1人で10年乗ることは少ないかもしれませんが、おさがりなど複数人で乗り続けた場合、自転車が古くなることがありますよね。
年数が経った自転車で、突然チェーンやペダルが外れたり、車輪やフレームがゆがんできた、ブレーキがききにくくなるなどの様子が見られたら買い替えを検討しましょう。
自転車はスピードが出る乗り物です。
走行中にチェーンや車輪が外れたり、ブレーキがきかなくなったりすれば、事故に巻き込まれる可能性もあります。
そのため、安全性に欠けた時は早めの買い替えを検討しましょう。
子供の自転車 成長期のサイズの選び方

買い替えの際、次に選ぶ自転車をどのサイズにしたほうが良いのか迷うこともありますよね。
もったいないからなどの理由で、体に合わない大きすぎる自転車を買ってしまうと、安全面で問題があったり、まだ小さなお子さんだと怖がって乗らなくなってしまうこともあります。
そこで、体に合った自転車の選び方をご紹介させていただきます。
体に合った自転車の選び方
大体の目安として、インチサイズ別の身長の目安と年齢の目安をご紹介します。
同じ「◯◯インチ」という表記でも、実際の対応身長はメーカーや自転車の形状によて、多少差がありますので、あくまで参考程度にお考えください。
【自転車のサイズ別、身長・年齢の目安】
サイズ | 身長の目安 | 年齢の目安 |
12インチ | 85~105cm | 2~4歳 |
14インチ | 95~110cm | 3~5歳 |
16インチ | 105~120cm | 3~6歳 |
18インチ | 110~125cm | 4~8歳 |
20インチ | 115~135cm | 5~9歳 |
22インチ | 120~145cm | 6~11歳 |
24インチ | 125~160cm | 7歳以上 |
ちょうどいいサイズの自転車を選ぶには、サドルを一番低い位置に下げた状態でまたがって、両足のつま先が地面に着いてつま先立ちができる程度が良いです。
ただし、初めて自転車に乗るときや、まだ安定して運転できない子供などは、サドルにまたがって、両足のかかとがピッタリ地面につく方が良いでしょう。
足がしっかりと付かないと、怖がって乗りたがらなくなる場合もありますし、かかとが地面につくことで、倒れそうになってもバランスを崩さず止まることが出来ます。
ブレーキの握りやすさも重要な要素です。
ブレーキを適切にかけるためには、ブレーキレバーにしっかり手が届き、ブレーキをしっかりと握り込む必要があります。
特に幼児などは、小さな手でもブレーキレバーをしっかり握れるか確認する必要があるでしょう。
自転車のデザインによって、乗ったときのサイズ感やハンドル、ブレーキの握り心地は変わってきます。
購入するときには、実際に自転車にお子さんをまたがらせて、サイズ感や乗り心地を確認して購入するようにしましょう。
また、次の自転車のサイズ選びの目安として、2サイズずつ(4インチずつ)あげて購入するという考え方もあるようです。
例えば、最初の自転車が14インチだった場合は、2台目を18インチ、3台目を22インチと、成長に合わせてサイズアップしていく考え方です。
1台目が14インチだったとき、2台目を16インチにしてしまうと、すぐにまた買い替えが必要になってしまいます。
そこで、2サイズずつサイズアップすることで、体の成長という点を補いつつ、コストパフォーマンスの観点でも、効率良く買い替えることができます。
迷ったときのおすすめ自転車
People(ピープル) というメーカーから販売されている自転車に「共伸びサイクル」や「いち・ろく自転車」というものがあります。
「共伸びサイクル」は4~9歳まで、「いち・ろく自転車」は名前のとおり、1年生から6年生(6~12歳)まで乗ることが出来るというアジャスト機能がついた自転車です。
メーカー独自のフレームデザイン「マルチアジャスト機能」で、成長するにつれ、サドルやハンドルを上げるだけでなく、ハンドルとサドル間を離すことが出来るなどの工夫が詰まっています。
1台で長く乗れるというメリットがありますので、迷った際にはこういった自転車を検討してみても良いかと思います。
さいごに
この記事では、子供の自転車の買い替えについてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
自転車を楽しく、安全に乗るためには、お子さんの体格にあった自転車を選ぶことが必要です。
今回ご紹介したことを参考にしながら、お子さんにピッタリの自転車を選んであげてくださいね。