2020年12月23日のTBS系『あさチャン!』のニッポン県民ランキングのコーナーでご紹介された「ごみの量が少ない県は?」のランキングをご紹介します。
スタジオでは「ごみの量が少ない」= もったいない精神が強い と表現されていましたよ。
ごみの量が少ない都道府県ランキング
(環境省 廃棄物処理技術情報 一般廃棄物処理実態調査結果 平成30年度 処理状況 1人1日当たりの排出量より)
順位 | 都道府県 |
47 | 富山県 |
46 | 新潟県 |
45 | 福島県 |
44 | 鳥取県 |
43 | 青森県 |
42 | 福井県 |
41 | 茨城県 |
40 | 秋田県 |
39 | 山口県 |
38 | 宮崎県 |
37 | 群馬県 |
36 | 山梨県 |
35 | 宮城県 |
34 | 岡山県 |
33 | 北海道 |
32 | 和歌山県 |
31 | 高知県 |
30 | 大阪府 |
29 | 長崎県 |
28 | 島根県 |
27 | 徳島県 |
26 | 大分県 |
25 | 三重県 |
24 | 福岡県 |
23 | 石川県 |
22 | 兵庫県 |
21 | 岩手県 |
20 | 鹿児島県 |
19 | 栃木県 |
18 | 山形県 |
17 | 愛知県 |
16 | 広島県 |
15 | 熊本県 |
14 | 奈良県 |
13 | 千葉県 |
12 | 愛媛県 |
11 | 岐阜県 |
10 | 佐賀県(889g) |
9 | 静岡県(886g) |
8 | 沖縄県(884g) |
7 | 東京都(875g) |
6 | 香川県(863g) |
5 | 埼玉県(858g) |
4 | 神奈川県(845g) |
3 | 京都府(838g) |
2 | 滋賀県(834g) |
1 | 長野県(811g) |
ランキング1位は◯◯県 その原因は?
ごみの量が少ない都道府県ランキング1位は長野県でした。
長野県には、町のいたる場所に「もったいないBOX」が設置されているそうです。
「もったいないBOX」というのは、古紙や金属類をいつでも無料で受け入れるリサイクルボックス。
ゴミとして捨てるのではなく、このリサイクルボックスに持ち込む方が多いので、その結果ごみの量が減っているようですよ。
また、長野県の松本市発の「30・10(サンマルイチマル)運動」という食品ロスを減らす取り組みもあるそうです。
家での取り組みとして、毎月30日には冷蔵庫の中の消費期限がせまっている食材を早めに食べましょう、毎月10日にはいつもであれば捨ててしまう野菜などを工夫して食べましょうと呼びかけているそうです。
また、外でも宴会等から出る食べ残しを削減するため、乾杯後30分と終了前10分を離席せず食事を楽しみましょうと呼びかけているとのこと。
あと長野の有名な方言に「あるをつくして」という言葉があるそうです。
長野の方言で、(食事を作った人に感謝して)残さずたべきりましょう という意味。
上記のような取り組みや運動、言葉が浸透しているので、県民のごみに対する意識も高くなっているのではないでしょうか。
このように長野県の食べ物を大切にする文化は縄文時代から始まっていたそうです。
お米などが取れない山間地で、農作物が取れなかったときに非常食としてどんぐりを食べたり、赤かぶの葉で「すんき」という保存食を作ったりと、食材を余すことなく使う文化が受け継がれているそうですよ。
さいごに
今回はあさチャン!で紹介された「ごみの量が少ない都道府県ランキング」をご紹介しました。
ランキング下位には、日本海側の県が多くランクインしています。
これは、けっしてもったいない精神が低いということではなく、海岸に大量のごみが流れ着いたり、林業が盛んな県もあることから木材のごみが多くなるなど、様々な要因が少なからずごみの量に影響を与えているのでは?とのことでしたよ。
2位の滋賀県では近江商人が昔から大切にしていた、買い手よし売り手よし世間よしという「三方よし」の精神で余った食材を使ったレシピを開発。
お店で提供するなど県をあげての取り組んでいるそう。
ランキング上位の県は、県をあげて食品ロスやゴミを減らす取り組みを積極的にしているところが多く、そういった取り組みがランキング上位という結果に影響しているのでしょうね。
他にもあります「ニッポン県民ランキング」
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