気温が高く湿度が高いとモワっとしたり、ベタベタと蒸し暑い梅雨の時期。
そんな梅雨の時期に快適に過ごすポイントは「エアコンの除湿機能」です。
この記事では、TBSの朝の情報番組「THE TIME,」で紹介されていたエアコン除湿の効果や最適な温度設定についてご紹介します。
エアコン除湿機能の効果や涼しく感じる仕組みは?
エアコンの除湿機能をあまり使用していないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この除湿機能の目的は、その名の通り「湿度」を下げること。
番組ではエアコンの除湿機能を使用したときの、体感温度の変化について検証していました。
「室温28℃・湿度85%」という環境下におかれた男性のサーモグラフィーの画像が紹介されていましたが、サーモグラフィーの色は手や顔が36度以上を示す赤色に。
その後、エアコンの除湿機能を使用し、湿度を60%まで下げました。
すると、室温は同じ28℃なのに90分後には手や顔が33℃程度を示す緑色に変化し、表面温度が下がりました。
室温は同じなのに、湿度が下がっただけでなぜ表面温度が低くなったのでしょうか?
ダイキン工業の広報担当の方の話によると「湿度が20%変わると、体感温度が4度変わると言われている」とのこと。
湿度で体感温度が変わる理由ですが、湿度が高いと汗が蒸発しにくいため、体の熱が奪われず表面温度が下がりません。
逆に同じ室温でも、湿度が低くなると汗が蒸発しやすくなり、体の表面温度が下がるため涼しく感じるのです。
このようなことから、冷房ほど冷えすぎず、湿度を下げられる除湿が梅雨の時期には最適だといえます。
湿度を下げることで日中快適に過ごせるだけでなく、睡眠時も眠りやすい環境への近道となります。
エアコン除湿機能の温度設定は何度が最適?

では、エアコンの除湿機能の温度設定は何度が最適なのでしょうか?
ダイキン工業の広報担当の方の話によると「温度設定を28℃程度に設定したらいいかと思います。湿度はだいたい50~60%になるようにコントロールするとより快適な空間が作れると思います。」とのこと。
クールビズの目安として、エアコンの設定温度28度が推奨されていますが、同じ28℃でも「暑い」と感じる方もいれば、「ちょうどよい」「寒い」と感じる方もいるかと思います。
梅雨が過ぎた暑い時期でも、室温を下げると寒くて不快だと感じるときは、エアコンの除湿機能で湿度をコントロールすることで設定温度が高めでも涼しさを感じることができますよ。
さいごに
この記事ではTBSの朝の情報番組「THE TIME,」で紹介されていたエアコン除湿の効果や最適な温度設定についてご紹介しました。
同じ室温でも湿度が20%変わると、体感温度が4度も変わるとのこと。
エアコンの除湿機能をうまく使って、湿度が高い日本の夏を快適に乗り切ってください。